アップルがFacebook有料イベントのApp Store税を一時免除。ただしゲーム企業を除く

Facebook側は「譲歩」と不満

Kiyoshi Tane
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2020年09月26日, 午後 12:16 in in-app purchases
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アップルがiOS版Facebookアプリで実施できる有料オンラインイベントにつき、一時的にアプリ内購入に課される30%の手数料を免除することが明らかとなりました。

手数料の免除はFacebookのみならず民泊サービスのAirbnbやフィットネス定額サービスClassPassにも適用されるとのこと。ただし2020年末までの期限付きで、2021年から手数料の徴収は再開されると述べられています。

この問題はFacebookが8月中旬、iOSアプリに有料オンラインイベント開催機能を追加したさいに提起していたことです。

Facebookは中小企業やクリエイター支援するため、少なくとも2021年中は手数料を取らず、同社の決済機能Facebook Payを使った場合は料金の100%を中小企業に渡すと表明。そしてアップルにも新型コロナ禍で苦労している企業のために30%の手数料を減らすか、Facebook Payの支払い(App StoreのIn App Purchaseを回避)を認めて欲しいと要請しましたが、両方とも却下されていました。

アップルの広報担当者は米CNBCに、Facebookのイベント料金に関する決定を覆したのは新型コロナ感染拡大の影響と、企業にデジタルビジネスモデルに適応するための猶予を与えたいという考えたからだと述べています。

しかし今回の救済措置は、ゲーム会社には適用されません。アップルはゲーム事業はもともとデジタルのみであり、感染拡大の影響を受けていないからだと説明。これにつきFacebook のゲーム担当副社長氏は「他の事業のための一時的な猶予」を得るために譲歩を余儀なくされたとして、妥協だったことを明らかにしています。

アップルは「すべての開発者が成功したビジネスを創造し、成長できるように、すべての人に平等に適用される明確で一貫したガイドラインを維持しています」との声明を出し、Facebookが特別扱いではないことを強調。実際に上記のように、ClassPassやAirbnbにも同じルールを適用しているわけです。

とはいえアップルが一時的であれApp Store手数料の免除を認めたのは、極めて珍しいことです。

ここ数か月、同社がEpic Gamesとフォートナイトのアプリ内購入をめぐり訴訟となり、メールアプリ「Hey」がアプリ内課金を介さずに有料プランを提供しようとしたとしてアップデート承認を拒否したりと、何かと手数料をめぐるもめ事が続いています。EpicやSpotify等が結成した「アプリ公平連合」もApp Storeのありかたにどのような影響を及ぼすのか、注視を続けたいところです。

Source:CNBC,Variety


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