Apple TV Remote
Devindra Hardawar/Engadget

アップルが出願および承認された特許から、同社がTouch ID(指紋認証)の生体認証技術をApple TVやHomeKit(ホームオートメーション)用のリモコンに組み込む可能性があると報じられています。

米Patently Appleによると、今週アップルは生体認証を備えた「テレビ、ホーム機器、ドア、家電製品などをカバーするリモコン」を説明するUtility Patent(実用特許。日本でいう「特許」と同じ)を取得したとのことです。

Patently Appleは、これがDesign Patent(意匠特許。デザインに関する権利の保護)ではなくUtility Patentであることを強調しています。つまりアップルが特許文書に添付されたデザインを備える製品を計画していると示すわけではなく、「生体認証システムを備えたリモコン」のアイディアを届け出て、法的保護が認められたというわけです。

この特許で提示されたアイディアは、Apple TVやホームオートメーションに使う可能性あるリモコンに、1つまたは2つのTouch IDセンサーを搭載すること。これにより、Apple TVでショッピングするときの本人認証や、HomeKit対応のスマートホーム機器のコントロールに関してセキュリティが守れるというものです。

また特許文書によれば、このリモコンには1つまたは複数の生体認証タイプおよびセンサー(たとえばいくつもの指紋センサーや、静脈イメージングセンサーの併用など)も備えられるとのこと。また、子供が特定のテレビチャンネルやWebサイトを使えなくするペアレンタルコントロールも付けられると説明されています。

アップルのようなハイテク大手は大量の特許を出願および取得しており、ごく一部だけが最終的に消費者向けの製品に採用されるにすぎません。そのため今回の特許取得も、Touch ID付きのApple TVリモコンが出ることを約束するものではないと言えます。

ですが、「ネットショッピングで、指先ひとつで買い物しやすくする」や「子どもを見せたくないチャンネルやサイトから遠ざける」上ではTouch IDは役に立つはず。アップルがスマートホーム市場での巻き返しを図るため、他社より優れたセキュリティや子どもの見守り機能を組み込んだリモコンを送り出す可能性は低くはなさそうです。

Source:Patently Apple

via:9to5Mac