The broken and frayed cable from the charger for the smart phones. Typical problem of the users.
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iPhoneやスマートフォン一般のケーブル類は長く使ううちに端がほつれやすく、時には断線することもあります。そうした症状に対策できる可能性ある特許を、アップルが取得したことが明らかとなりました。

この「可変剛性を持つケーブル」と題された特許は2020年8月にUSTPO(米特許商標庁)に申請され、今月4日(米現地時間)に承認されたもの。「Lightning」という言葉も「ほつれる」という動詞も一度も使っていませんが「終端点付近でケーブルが曲がると、ワイヤー接続部に不要なひずみが生じ、ケーブルの故障につながる可能性があるのは広く知られている 」と認めています。

ケーブル破損を防ぐためには硬い材料で作られたストレインリリーフ(有害な力が加わらないよう、コネクタの端に取り付けケーブルを支える部品)を付けることが一般的です。

しかしながら難点は、ケーブルの厚みが増してしまうこと。アップルも特許文書で「望ましくないかもしれない」と指摘しつつ、別のアプローチを模索しています。それはストレインリリーフを両端を超えて拡張することで、方法の1つはケーブルの部位ごとに「縦方向のセクション」でさまざまレベルの剛性を持たせるアプローチです。

特許文書に添付されたイメージでは、ケーブルの縦断面は3つの部分から構成されると図解されています。すなわち1つの部分は柔軟性があり、別の部分は剛体であり、第3の部分はその中間です。これによりコネクタの近くにある両端は硬くして、そこから離れた部位は剛体を減らす一方で柔軟セクションを増やして曲げやすくしつつ、厚みが増すのを抑えるというわけです。

Lightning
Apple\USPTO

アップルのような巨大IT企業は毎週のように多くの特許を出願・取得しており、そのうち製品化や実用化にこぎ着けるものはごく僅かです。この特許も「アップルが社内でケーブルをほつれにくくする研究に取り組んでいる」可能性を示すに過ぎませんが、iPhone 12シリーズ発売の数か月前にも「同梱ケーブルが編組になって耐久性が増すかもしれない」と噂されたこともあり、何らかの形で将来のアップル純正ケーブルは破損しにくくなりそうです。

Source:USPTO

via:AppleInsider