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アップルが自らのリンゴ型ロゴと似すぎているとして、洋ナシをモチーフにしたロゴのアプリ開発会社に対して、米特許商標庁(USPTO)に異議申し立てをした件が、解決へと向かいそうです。

もともとこの件が報じられたのは、今年8月のことでした。それから4ヶ月が経ち、両社が和解に向かっている可能性があると報じられています。


訴えられたアプリ開発企業「Prepear」は、子供を持つ家庭向けに健康的な食生活を提供するSuper Healthy Kidsの子会社。同社が開発したアプリはレシピ探しや食事プラン作り、食料品の発注などを支援するものです。

アップルが訴えたPrepearのロゴはどう見ても洋ナシであり、アップルのリンゴ型ロゴとは別ものに思えます。しかしアップルは「直角の葉っぱが付いたミニマリスティックな果実マークの商標は、アップルの有名なロゴをたやすく想起させ、似通った商業的な印象を作り出す」と主張していました。

これに対してPrepear親会社のSuper Healthy Kidsは数万ドルもの訴訟費用がかかるものの、ロゴを守るだけでなく「大手ハイテク企業に中小企業をいじめることには結果を伴うというメッセージ」を送るために、あえて争うと述べていました。

さらにSuper Healthy Kidsはオンライン署名サイトChange.orgにて、アップルに訴訟を取り下げるよう促す署名キャンペーンを立ち上げました。本キャンペーンへの賛同者数は、8月当時は1万9000人程度でしたが、12月31日現在で27万人近くにも上っており、目標も当初の2万5000人から30万人に引き上げられています。


アップルは今なお訴訟を取り下げていませんが、23日付けでUSPTOの商標審判部(Trademark Trial and Appeal Board)に「当事者がこの問題の解決に向けた交渉に積極的に取り組んでいる」として、審判手続きを30日間中断するよう求める文書が提出されていることが明らかになりました。そこから、紛争はまもなく解決する可能性があると推測されたしだいです。

アップルはたびたびリンゴや果物ベースのロゴを訴えており、2011年にはドイツの家族経営カフェの商標登録に対して取消訴訟を起こし、2019年には自転車道向けにデザインされたマークに使用中止を求めていました

もしも今回の訴訟が和解に向けて動いているとすれば、アップルも新型コロナ禍の下での「中小企業いじめ」の印象がブランドイメージを傷つけることを危惧しているのかもしれません。

Source:SCRIBD

Via:MacRumors