アップル、サムスンに1000億円の違約金支払いの噂。iPhone販売不振のためか

安く調達する代わりに十分買えなければペナルティ

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年07月14日, 午後 04:20 in samsung
0シェア
FacebookTwitter
OLED
Apple

アップルは2017年のiPhone X以降、ほぼサムスンから独占的に有機ELディスプレイの供給を受けています。しかし十分な数量を購入できなかったため、サムスンに1回限りの9億5000万ドル(約1000億円)を支払ったとの噂が報じられています。

サムスンは2020年第2四半期(4~6月)ガイダンスで、営業利益には「ディスプレイ事業に関連する1回限りの利益」が含まれていると報告したものの、金額は明らかにしませんでした。韓国の業界メディアThe ElecはサムスンディスプレイがOLED(有機EL)スマートフォンパネルの購入が少なすぎたとしてアップルから9000億ウォン(約800億円)受け取ったと考えられることを伝えていました。

そこにディスプレイ業界のサプライチェーン調査会社DSCCが匿名情報筋の話として、支払いが9億5000万ドル近かったと示唆していると報じ、金額をより具体的にしたかっこうです。

アップルがサプライヤーの多くから部品を安く購入する代わり、最低購入量を達成できなかった場合は違約金を支払う契約を結んでいることは半ば公然の秘密です。2019年にもiPhone Xが販売低調などの事情から十分な有機ELディスプレイを買えず、サムスンに数億ドルものペナルティを支払うか、代わりにタブレットやノートPCに有機ELパネルを採用することを協議したとの噂もありました

今年初めから始まった新型コロナ禍のもと、アップルは世界中にある直営店を数か月にわたって閉鎖することになり、売上に大きな影響を受けたと発表していました。新型コロナの新規感染者数は今なお収束どころか急増し続けており、米国各地のApple Storeも再び閉鎖を余儀なくされています。

2020年第1四半期のスマートフォン市場は大幅に落ち込み、第2四半期はさらに悪化の可能性も指摘されているだけに、iPhoneの出荷台数が打撃を受け、それがサムスンへの違約金支払いに繋がったとも推測されます。

アップルは日本時間7月31日午前6時から、2020年第3四半期の業績発表を行う予定です。有機ELではなく液晶ディスプレイのiPhone SE(第2世代)が他の落ち込みを補うほど好調なのかなど、諸々の情報に言及されるであろう当日を待ちたいところです。

 
 

TechCrunch 注目記事新型コロナのソーシャルディスタンスを支援するビデオチャットアプリ8選

新型コロナウイルス 関連アップデート[TechCrunch]
関連キーワード: samsung, samsung display, Apple, applerumor, OLED, news, gear
0シェア
FacebookTwitter