iPhone case
9to5Mac

アップルが未発表製品のリーカー(有力情報や噂を発信する人)に警告を発し、入手先を教えるよう迫ったとの噂は先日もお伝えしました。それに続き、アップルが未発表製品のリーク情報はサードパーティのアクセサリーメーカーを誤解させ、顧客を失望させる可能性があるため止めるよう求める文書が見つかったと報じられています。

今回の一報は、米テックメディアMotherBoardが上述の記事の続きとして伝えているものです。それによればアップルは法律事務所を通じてリーカーらに手紙を送り、「噂の」または「未発表の」アップル製品のプロトタイプを見せびらかせば、製品が実際に発表されたとき驚きがなくなって消費者に害を与えること。さらに「サードパーティのアクセサリーメーカーが、未発表の製品と実際には互換性がないスマートフォン用ケースやその他のアクセサリーを開発し、販売する可能性がある」からリークを止めるように告げているとのことです。

また米MacRumorsも、同じようなアップルの手紙を見たことがあるとして、次のような抜粋を掲載しています。

未発表の製品に関する早期の情報開示は、明かされた関連情報が不正確であったり、アクセサリーメーカーなどの第三者がデザインや寸法が異なるなどの理由で、実際には未発表の製品と互換性のないケースやその他のアクセサリーを開発・販売したりすることで、世界中のお客様に損害を与える可能性があります。このような状況は、お客様にとってもアップルにとっても有害です。したがってアップル製品のデザインや性能に関する未発表の情報が秘密にされている場合、それが現実の、潜在的な商業的価値を持つことは明らかです。

この発言は事実上、アップルが一部のケースメーカー等がリーク情報に基づいて次期iPhone用などの製品準備を進めていると認めたことになります。

アップルから公式に情報を得ていない、つまりライセンス料を支払ってない可能性が高いサードパーティーまで思いやるとは意外とも思えます。が、非公認アクセサリーといえども、それを買うのはiPhoneなどアップル製品の正規ユーザーであり、広い意味で守るべきとみなしているのかもしれません。ほか、先出しのリーク情報で損なわれる「驚き」も、アップルファンにとって大事な価値だと言っているのも興味深いところです。

また、これらの文書は秘密主義がアップルのブランドにとって重要な属性であり、リークはひいては企業イメージに商業的な損害を与えると示唆していることも注目すべきでしょう。アップルの秘密主義は観測している人々が推測することはありましたが、アップル自らが商業的、金銭的な価値があるとみなすことを裏付ける書簡はかなりの意義があると思われます。

アップル未発表製品の秘密に商業的な価値があるならば、情報を漏えいさせた人々に損害賠償を求めてもおかしくはないはず。数々の実績あるリーカーのMr.White氏はTwitterアカウントを削除しましたが(新たに鍵付きアカウントを開設)今後は続々とリーカーらが撤退していくのかもしれません。

Source:Motherboard

via:MacRumors