Apple Platform Security
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アップルが自社ハードウェアからサービスまでのセキュリティ仕様について解説したガイド「Appleプラットフォームのセキュリティ」を更新しました。

2021年2月版の「Apple Platform Security」は、Apple SiliconことM1プロセッサ搭載 Mac の新しいハードウェアセキュリティ機能や、iOS 14 / iPadOS 14 / macOS Big Sur など最新OSまでカバーする内容。

ウェブで項目ごとにブラウズできるほか、まとめて読めるPDF版も入手できます。分量はPDF版で約200ページ。前回の2020年4月版から多数の項目を追加し約40ページほど増えています。

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自社ページで「プライバシーは基本的人権です」と言い切るように、プライバシーとその基盤となるセキュリティの重視はアップルが従来よりアピールしてきた取り組み。

競合他社とはビジネス構造上の違いもありますが、何より下から上まで自社で開発しソフトとハードを密接に統合できること、セキュアエンクレイヴやT2チップをはじめ、ハードウェアベースの仕組みで強固なセキュリティを提供できる点はアップルの強みです。

「Appleプラットフォームのセキュリティ」はこうしたセキュリティへの取り組みについて、具体的な暗号化やデータ保護の仕組みについて網羅的に解説する内容。

PDF版にして約200ページの分量ですが、これを読み通して難しい設定をすると安全ですという意味のガイドではなく、使う分には言われるままセットアップすれば、(パスコードや Face IDをわざわざスキップしなければ) 問題ありません。

ガイドは開発者の参考になるのはもちろん、一般ユーザーを含め「安全です」と言われても具体的にどうなっているのか、どこまで安心してよいのか、以前の製品や古いOSと比較してどう違うのかを項目ごとに確認できます(たとえば iCloudバックアップについて、どの部分が「Appleも他社もアクセスできません」でどの部分はそうでないのか等)

2021年2月版で追加された項目の多くは、Apple Silicon を採用したMacのセキュリティ仕様について。アップルは従来のMacでも独自のプロセッサT2を搭載してハードウェアベースのセキュリティを確保してきましたが、M1ではメインプロセッサを含め完全に内製で統一したこと、またアップルいわく「発売の数年前から取り組んだセキュリティ専用コンポーネント」をチップに組み込んだことから、かつてのMacより大幅にハードウェアセキュリティが向上します。

ガイドはリンク先のサポートページで項目ごとにブラウズできるほか、ページ下部からPDF版も落とせます。(2021年2月19日午前の時点でまだ日本語版は更新されていませんが、いずれ日本語でも読めるはずです。英語版は2021年2月版に更新済み)。

Appleプラットフォームのセキュリティ(Apple サポート)

他社モバイル端末との比較や、iOSの制約も含むデータセキュリティについては、ジョンズ・ホプキンス大学の研究者によるこちらのリポートも参考になります。

Data Security on Mobile Devices