Apple Silicon
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アップル独自開発チップApple Siliconを搭載した初Macは、日本時間で11月11日午前3時開催の「One more thing」イベントで発表とみられています。このApple Silicon Macが技術革新を推進し、より低価格なMac製品のラインアップに繋がるとのアナリスト予測が伝えられています。

大手金融機関JPモルガンのアナリストSamik Chatterjee氏の投資家向けメモによると、上記イベントで最も重要な発表は少なくとも1つのApple Silicon搭載Macモデルになるとのこと。本製品はmacOSデバイスのファーストパーティ(アップル独自設計)チップセットへの2年にわたる移行の正式なスタートとなり、アップルは最終的に独自設計チップで得た利益を活用できると述べられています。

さらに「アップルはプロセッサチップの技術ロードマップのペースを制御し、すべての自社製品に共通のアーキテクチャを設計し、開発者が製品エコシステム用のアプリケーションを簡単に作成して最適化できる」とのこと。つまり従来のインテル製チップのように他社の進捗の遅れに左右されず、iPhoneからMacに至るまで基本的なソフトウェアの構造が共通となり、アプリ開発者も複数のアップル製プラットフォームに移植がしやすくなるというわけです。

そしてChatterjee氏いわく、Apple Siliconは消費者にとっては部品コストを引き下げ、より広い市場をターゲットにした低価格なMacデバイスに繋がる可能性があるとのこと。具体的にはMacBook ProとMacBook Airの中間にある価格で新製品がリリースできると主張されています。

そうして送り出されるApple Silicon Mac新モデルのスタンドアローン(従来のインテル製チップ搭載Macとは独立した)市場機会は1000万~1500万台と見積もられ、平均販売価格は1000ドル。これはアップルにとって約150億ドルの機会を意味しており「不十分なPC市場で複数年におよぶ成長を保証する」と分析されています。

先日の第4四半期決算発表ではMacの売上げが前年同期比で29%の増加と明かされていましたが、これは新型コロナ感染拡大のもとで在宅勤務やリモート学習が追い風となった一過性という可能性もあります。かたやアップルは2021年初までにApple Silicon搭載Macを250万台生産予定とのウワサもありましたが、現下の勢いを加速させるために低価格Macの投入も十分にあり得そうです。

ともあれ「One more thing」イベントまで、記事執筆時点であと数時間。そこではApple Silicon版13インチMacBook ProとMacBook Airの発表が有力視され、それらのパフォーマンスが現行のMacBook Proすべてを凌ぐ可能性もあり、期待を膨らませて開幕を待ちたいところです。

Source:AppleInsider