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アップルが、Apple Silicon “M1“チップを搭載するMac miniを発表しました。Apple Silicon搭載の開発機はデベロッパー向けに提供されていましたが、製品として販売するとの話はあまり出ていなかったので、もしかしたら不意を突かれた人もいるかもしれません。
この記事では新しく出たM1 Mac miniとインテルMac miniを比較してみました。
機種 | Mac mini (2020 Late) | Mac mini (2020 Early) |
プロセッサー | 8コア(4x高性能、4x高効率) Apple M1 16コアNeural Engine | 3.6GHz 4コアCore i3 Op:3.2GHz(最大4.6GHz) 6コアCore i7 3.0GHz(最大4.1GHz) 6コアCore i5 Op:3.2GHz(最大4.6GHz) 6コアCore i7 |
グラフィックス | 8コアGPU(M1) | Intel UHD Graphics 630 |
ストレージ | 256GB Op:512GB / 1~2TB
512GB Op::1~2TB | 256GB PCIeベースSSD Op:512GBまたは1 /2TB
512GB PCIeベースSSD Op:1 /2TB
|
RAM | 8GB ユニファイドメモリ Op:16GB | 8GB DDR4 SO-DIMM Op:16 /32 /64GB |
ワイヤレス | 802.11 ax WiFi 6 Bluetooth 5.0 | 802.11a/b/g/n/ac WiFi Bluetooth 5.0 |
入出力 | Thunderbolt 3 / USB 4 x2 以下を兼用 DisplayPort Thunderbolt(40Gbps) USB 3.1Gen 2(10Gbps) USB-A(最大5Gbps) x2 HDMI 2.0 1GbE
| Thunderbolt 3(USB-C) x4 以下を兼用 Displayport Thunderbolt(40Gbps) USB 3.1 Gen 2(10Gbps) |
オーディオ | 内蔵スピーカー 3.5mmヘッドホン端子 マルチチャンネル(HDMI端子)
| 3.5mmヘッドホン端子 マルチチャンネル(HDMI端子) |
大きさ | 高さ36 x 幅197 x 奥行き197mm | 高さ36 x 幅197 x 奥行き197mm |
重さ | 1.2kg | 1.3kg |
税別価格 | Apple M1チップ 256GB 7万2800円 512GB 9万2800円 | 3.6GHz 4コアCore i3 256GB 8万2800円 3.0GHz 6コア Core i5 512GB 11万2800円~ |
新しいMacBook Pro、MacBook Airと同様に、M1チップを搭載するMac miniではArmベースプロセッサー搭載の利点としてiOSアプリを実行できるメリットがあり、Xcodeのコンパイル速度が3倍速いとのこと。またFinal Cut Proの複雑なタイムラインを最大6倍速でレンダリングしたり、TensorFlowやCreate MLなどの機械学習フレームワークも高速化の恩恵を受けられます。
さらに価格も256GBストレージモデルは税別7万2800円からと安価になっており、開発やクリエイティブな作業向けのマシンとして手頃な選択肢になりそうです。M1 Mac miniは日本では11月17日発売です。
ちなみに、インテルCPU搭載のMac miniはCore i3搭載のエントリーモデルがなくなり、6コアCore i5(オプションで6コア Core i7)搭載モデルだけになりました。
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