アップルが、2012年以来となるiMacのデザイン刷新計画を進めていると報じられています。BloombergのMark Gurman氏が伝えたところでは、新しいデザインのiMacはディスプレイの額縁部分を狭く、アップルのロゴマークがある画面下の部分も狭くなり、さらに背面をフラットな形状にして、純正ディスプレイ製品のPro Display XDRに似た外観になるとのこと。
計画の詳細を知る情報ソースによると、現在21.5インチと27インチがラインナップされるiMacを更新する、2つのコード名(J456 / J457)が用意されています。
そしてこの刷新には、インテル製からアップルの自社製へのCPU変更も含まれます。アップルは次世代のMacBookシリーズまたはミドルレンジデスクトップ向けに、16または32コアGPUを統合した次世代のM1チップを準備中で、このCPUは最大で16の高性能コアと4つの高効率コアを内蔵するとうわさされています。またそのグラフィック性能は、数年前のハイエンドゲーミングPC並みになるとのことです。
Gurman氏は、Mac Proに関しても2種類の新モデルをアップルが準備中だと報告しています。ひとつはインテルの新しいCPUを搭載した、これまでと同じデザインのMac Pro。もうひとつは、Apple Siliconを採用し現在のMac Proの半分ほどのサイズに小型化されたモデルだとか。それはまるで、Power Mac G4 Cubeをアルミ筐体にしたような外観になっているとのこと。
さらに、アップルは2016年のThunderbolt Display廃止以降、しばらくラインナップから外れていた消費者向けの純正ディスプレイも開発中と言われており、2021年もMac周辺はお楽しみが続きそうです。
source:Bloomberg