M1 MacBook Air

アップルが10月末に、2021年7~9月(アップル的には第4四半期、一般的には第3四半期)の業績を発表し、その中でMacの売上高が同期としては過去最高記録を更新したことが明らかにされました。

もっとも、近年はiPhoneやiPad、Macといったアップル製品の販売台数は非公表となっています


そんななか、市場調査会社Strategy Analytics社が同期のMacBook出荷台数は650万台であり、その数字を牽引したのはMacBook Airである、との推計を発表しています。

Strategy Analyticsの推計によると、アップルはノートPCの販売台数で世界第4位となり、市場シェアは10%とのことです。ちなみにトップはLenovoで出荷台数は1530万台、市場シェアは24%。その後には2位と3位にHPとDELLが僅差で続いています。

Strategy Analytics
Strategy Analytics

アップルは2020年末からMacのプロセッサをインテル製から自社設計のAppleシリコンに切り替えを始めており、その皮切りとなったM1チップ搭載Macの3機種は「低価格かつ高性能」が好評を呼んでいました。

実際、11月半ばから2週間後にM1 Mac miniが日本のデスクトップPC市場シェアでトップに立ったと報じられていたほどです。


そして2021年第3四半期における全世界でのノートPC販売台数は6680万台であり、前年同期比の約8%増とのこと。

これは企業向けおよび教育市場での売上が大きいことや、最近は「MacBook AirやゲームノートPCなどプレミアム製品(ベーシックなノートPCに比較し高級なモデルという位置づけ)の割引率が高い」ことに部分的に助けられている……として、MacBook Airの貢献が強調されているかっこうです。


またノートPC販売台数のトレンドという点で注目すべきは、IDCによるChromebookのレポートです。昨今は年々売上を伸ばしてきたChromebookですが、教育市場の「飽和」のために、前年同期比で29.8%減の650万台に留まったとのこと。

「多くの学校や政府が予算を割いてリモート学習用のデバイスを提供し、消費者も2020年の学習用デバイスを積極的に購入した」とも付け加えられており、普及を重視して価格とともに性能も抑えてきたChromebookが頭打ちになっていると示唆している模様です。


一方でタブレット端末の販売台数は、(新型コロナ禍が収束しつつある中での)需要の減少と供給の制限により、前年同期比で9.4%減の4230万台とされています。

この傾向の例外はアップル製品で、iPadの販売台数は前年比4.6%増の1470万台とのことです。昨今アップルはiPad廉価モデルを教育市場向け製品と位置づけてきましたが、ようやく努力が実を結びつつあるのかもしれません。


Source:Strategy Analytics ,IDC