AppleEvent
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アップルは4月20日(火)にスペシャルイベントを開催すると予告しました。一時は3月開催の噂が飛びかっていたものの、当時は何も起こらないまま。それだけに今回の公式な告知に際して、数々の新製品が発表されることへの期待が否が応でも高まっています。

英語版の告知ページにiPhoneやiPadからアクセスすると、最近ではお馴染みになったAR版を楽しむことができます。カラフルなバネのアップルロゴをタップするとARビューアーが起動し、iPhoneで部屋を見回すとロゴがほぐれて枝が渦巻きながら葉っぱが本体から離れていく様が鑑賞可能。また「オブジェクト」モードに切り替えるとロゴの細やかな変化をじっくり確認できます。

さらにアップルは公式のハッシュフラッグを追加済み。ハッシュタグ「#AppleEvent」を付けてツイートすると、タグの後ろに上記のロゴのミニバージョンが表示されます。

キーノートプレゼンの開始は現地時間で朝10時、日本時間では翌21日の午前2時から。Engadget 日本版では例年通りリアルタイム速報でお伝えします。

では、どういった新製品が発表されるのか? これまで届けられてきた数々の噂話を、以下に振り返ってみましょう。

iPad Pro(2021)(仮)

iPad Pro2021
ESR/MacRumors

次期iPad Proの画面サイズは11インチおよび12.9インチの2種類、つまり2019年モデルと同じ構成。そして見かけのデザインもほとんど変わらないものの、スピーカー穴が少なくなっているとの予想が有力となっています。それは中国サプライチェーン情報や、アクセサリーメーカーが公開した専用ケースからも窺われていることです。

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ただし、内部のハードウェアは当然ながら順当に進化しているはず。最新モデルの搭載プロセッサはiPhone 12シリーズのA14をベースにした「A14X」であり、2020年モデルのA12Zを大きく上回るばかりか、最新MacのM1チップと同等の有力情報もありました。また、両モデルとも「カメラが良くなる」との声もあります。

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ここまでは2つのサイズに共通の事柄でしたが、「12.9インチのみ」と予想されるのがミニLEDバックライト付きディスプレイの搭載です。

ミニLEDとは、従来の液晶画面+LEDバックライトの構造はそのままに、後者を微細なLEDに置き換えたものです。これとローカルディミング(部分駆動)技術を組み合わせることで「画面が黒い部分だけバックライト消灯」が可能となり、コントラストやダイナミックレンジの向上および省電力が実現しつつ、有機物質を含まないため有機ELのような焼き付きの恐れもない新技術として注目を集めています。

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そうした強みにより、新型12.9インチは画面がより明るくなってコントラスト比も改善するかわり、本体が少しぶ厚くなるとの予想もあります。かたや11インチは従来の液晶画面に据え置きとの噂がもっぱらながら、中には有機ELパネルが採用されるかもしれないと示唆する情報もありました。

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11インチと12.9インチは他にも仕様が違う可能性はありますが、ともに従来のLTEモデルに替えて5G対応モデルが用意されることは確実視されています。ただ先にWi-Fi、後から5Gモデルが発売との噂もあり、全機種が出そろうのは少し先のことになるのかもしれません。

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第6世代iPad mini

iPad mini 6
Gizmochina

iPad miniも第5世代モデルが発売されてからすでに2年が経ち、第6世代の噂が相次いで届けられています。

前モデルとの違いとして有力視されているのは、ひとつは画面サイズが大きくなるということ。アップルのサプライチェーン情報に精通するアナリストMing-Chi Kuo氏は「9インチ」との予想を述べたほか、Bloombergも「初代から採用されてきた7.9インチよりも大きな画面」と報じていました。

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しかし「どうやって画面を広くするか」のデザイン面に関しては、予想が分かれています。まず、ディスプレイ周りの額縁を狭くした上に、ホームボタンをなくして画面下に指紋スキャナを備えるとしたモックアップ(と称される)写真もあり。今年のiPhone 13(仮)でも画面下Touch IDが採用されるとの説もあり、もし実現すればそれを先取りする格好となります。

また、従来通りのホームボタンと太い額縁を引き継ぐと示したダミーモデル(と称される)写真も公開されていました。こちらも画面が大きくなる可能性が残されてはいますが、その場合は本体サイズまでもが大きくなるのかもしれません。

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ほか、今後のiPad miniシリーズについては上位機種のProモデルが準備中との噂もあります。それが第6世代モデルとは別製品として発売されるのか、それとも実は第6世代モデルかは判断材料が不足していますが、近い将来に明らかとなるのかもしれません。

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新型Apple TV

Apple TV

セットトップボックスのApple TVは数あるアップル製品の中でも更新が長らく止まっており、それだけに新型モデルへの期待が高まっているかっこうです。

予想される主な変更点は、まずプロセッサが最新チップに載せ替えられるということ。有名リーカーがA12X/ZやA14X(仮)、つまりiPad Proシリーズと同等になるとつぶやいたほか、大手メディアBloombergの記者も新たなプロセッサが搭載されるとの観測を報じていました。単なる動画ストリーミング再生には過ぎたスペックと思われますが、合わせて「ゲーム重視」とも伝えられています。

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また新型リモコンの採用や、操作性の快適さやゲームのレスポンスに直結する120Hz表示対応との手がかりも見つかっています。Apple TVといえばスペックが控えめで、パワフルさとはほど遠い印象がありましたが、次世代モデルではPS5やXbox Series X|Sなどを脅かす高性能ゲームマシンの性格を併せ持つのかもしれません。

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失せ物追跡タグAirTags(仮)

AirTags
Jon Prosser/ConceptCreator

AirTagsとは、アップルが準備中と噂されるTileのような持ち物に付けるタグ製品です。初めて情報筋の話が報じられたのは2年近く前のことであり、有名アナリストMing-Chi Kuo氏も2020年内に数千万台が出荷されると予想したことや、アップル自らも公式動画の中に「AirTags」の名前を出してしまった珍事もありました。

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探索にBluetoothビーコンを使うことは競合他社の製品と同じですが、全世界に普及した莫大な数のアップル製品が一丸となって形成されるネットワーク網により検出されることが強みです。この機能は後に、アップル公式に「探す」ネットワークと命名されています。

また独自要素としてはiPhone 11以降に搭載されたUWB(超広帯域無線)対応のU1チップが内蔵されて室内でも高精度の検出が可能、iPhoneなどのARアプリ上で探し物が風船のように表示されて見つけやすいとの推測も伝えられていました。

アップルの忘れ物防止タグ、近日登場?バルーン表示など新たな手がかり発見

すでにアップルは、iPhoneやMacの「探す」アプリでサードパーティ製アイテムを見つけることを可能としています。さらには後から噂になったサムスンの忘れ物防止タグことGalaxy SmartTag+が先に発表されており、純正タグ製品を近日中に発表する可能性は極めて高そうです。

iPhoneやMacの「探す」アプリでサードパーティ製アイテムを見つけることが可能に