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Marci Harris

アップルが新型コロナ感染拡大が続いている地域向けに、感染対策を施した店舗スタイル「エクスプレス」の展開を拡大していると報じられています。iPhone 12シリーズおよび第4世代iPad Air、MagSafeアクセサリーやHomePod miniなど、10月下旬から11月中旬にかけての新製品の発売に備えてとのことです。

今なお感染拡大が続く米国でも、10月18日時点では全271店舗のうち90%以上が何らかの形でサービスを再開し、完全閉鎖しているのは14店舗だけとのこと。一時は多くの店舗が閉鎖されて後に再開、またも閉鎖という道のりをたどりながらも、ほとんどの店舗は2回目の再開にこぎ着けています。

そうした店舗再開や閉鎖の時系列に沿った推移は、TwitterユーザーMíc Sun氏により次のように可視化されています。

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米9to5Macによれば、10月23日のiPhone 12/12 Pro発売に向けて、米国8つの州にある少なくとも23店、フランスでは3つ、イギリスは2つ、カナダは1つのアップル直営店が「Apple Express Storefront」(以下エクスプレス)のレイアウトを採用して営業中とのこと。このうち13店舗は新型コロナ禍からの復帰に苦戦している米国の州で、10月18日~20日に本形式で再開にこぎ着けたと伝えられています。

このエクスプレス形式は、9月に米カリフォルニア州バーリンゲームで試験的に導入されていたもの。店舗のカウンターにはプレキシガラス製のシールドが取り付けられ、人気のアクセサリーが陳列されたディスプレイケースもあり、仮設の壁によるパーティションも巡らされています。そして受けられるサービスは、基本的にオンライン注文の受け取りと予約制のジーニアスバーに限られています。ただし一部の店舗では予約の上、(注文の受け取りや修理以外の)来店も可能とのことです。

エクスプレス形式はアップルが顧客に不便をかけたり、次に最寄りにある営業中の店舗に行くよう奨励することなく、安全性を維持できる方法と言えます。これに先立ち、夏頃にはオンラインでサポートを受けようとする顧客が増加しており「かなりの待ち時間」を経験させられている人もいると伝えられていました

10月19日現在では、エクスプレス形式での営業店舗リストの中に日本国内のストアはありません。こうしたノウハウの積み重ねやきめ細やかな対応はアップルに対する信頼感に貢献していると思えますが、日本で「役に立つ」事態が来ないことも祈りたいところです。