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アップルは先週のiPhone 13発表イベントでトム・ハンクス主演の映画『Finch(フィンチ)』の映像をチラリと披露して、到着を待ちわびるファンを一瞬喜ばせました。そして20日、その最初の予告編が新たに公開されています。

『フィンチ』は、太陽フレアのせいで地上が破壊され文明が崩壊していくなか、地下シェルターに逃れて生き延びたハンクス演じる主人公フィンチの物語。フィンチはシェルターで出会った犬のグッドイヤーとともに暮らすうちに自分の死期を悟り、ロボット技術者のスキルを活かして犬の面倒を見るためのヒューマノイド、ジェフを開発。その後フィンチらは巨大な嵐を逃れ安全に暮らせる土地を目指して旅立ち、この人間、ロボット、犬という個性的なパーティに降りかかる様々な道中の困難とドラマが描かれます。

トム・ハンクスとApple TV+といえば、サービス開始当初の目玉作品『グレイハウンド』が記憶に新しいところですが、今作も『グレイハウンド』と同様に劇場用として『Bios』というタイトルで製作していたものの、公開スケジュールが定まらず、そこへApple TV+が手を差し伸べた格好になりました。

今週9月24日より配信を開始するアシモフ原作の『ファウンデーション』、10月配信のエイリアンの侵略を描いた『Invasion(インべージョン)』に続いて11月5日に公開される今作、いずれもこの秋のApple TV+をSF色に塗り上げる重要な作品と言えそうです。

なお、作品のプロデューサー陣には『キャストアウェイ』などハンクスとのつながりも深いロバート・ゼメキスの名前があります。さらに監督は『ゲーム・オブ・スローンズ』でいくつかの人気かつ重要なエピソードを指揮したミゲル・サポチニクが務めており、早くもアカデミー賞の有力候補との声も出始めているとのことです。

ちなみに、太陽フレアで人類が滅びそうになるほどの影響が出ることなんてあるの?と思う方ももしかしたらいるかもしれません。恒星表面で発生する大規模な爆発であるフレアは、その発生とともに強く幅広い帯域の電磁波や放射線、高エネルギー荷電粒子を放出するため、このせいで電子機器などが壊れてしまうことが現実に起こりえます。

さらにスーパーフレアと呼ばれる非常に大きな現象になれば、飛来する荷電粒子がオゾン層を壊滅させるほか、「真冬を真夏にしてしまう」ほどの温度上昇を地上にもたらすとされます。もしそれが本当に起これば、いまわれわれの住む地球の大地が、フィンチの住むような世界に変わってしまう可能性も、まったく考えられないわけではありません。

Source:Finch(Apple TV+)