Apple CEO Tim Cook introduces Apple tv+ during a launch event at Apple headquarters on March 25, 2019, in Cupertino, California. (Photo by NOAH BERGER / AFP)        (Photo credit should read NOAH BERGER/AFP/Getty Images)
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アップルがジョン・ラセター氏の率いるスカイダンス・アニメーションの映画『Luck』『Spellbound』の権利を取得するために交渉中であるとの噂が報じられています。

ラセター氏は『トイ・ストーリー』や『カーズ』など、人気アニメーション映画を監督したことで知られるクリエイターです。しかし2017年に複数の女性社員へのセクハラ行為が発覚し、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオとピクサーから追放。その後にスカイダンスに参加し、クリエイティブ面での指揮を執っています。

アップルが獲得を目指すといわれる『Luck』は、世界で最も不運な少女が幸運と不運が入り混じった未知の世界に遭遇したなか、魔法の生き物たちと力を合わせて幸運よりも強い力を解き明かすというもの。上映を見た一部の幹部は、本作を「昔ながらのラセター作品」と呼び、目もくらむような制作価値と商業的な魅力があると評しているとのことです。

もう1本の『Spellbound』は、魔法の世界を舞台に、王国を二つに分断してしまった呪いを解くために少女が立ち上がるミュージカルファンタジーと説明されています。いずれもラセター氏は監督ではなく、プロデュースという立ち位置です。

アップルとスカイダンスが合意に至ればApple TV+で配信されると予想されますが、まだ合意には至っていないとのことです。どちらの作品も2022年に劇場公開される予定で(おそらくApple TV+での配信はその後)『Luck』は2022年2月18日、『Spellbound』は同年11月11日に全米公開と告知されています。

ラセター氏が表舞台に戻ることには、批判の声もありました。2019年にスカイダンスがラセター氏を起用した際に、英女優のエマ・トンプソン氏が抗議して制作中のアニメーション映画の声優を自ら降板したこともありました。アップルもそうした事情を考慮するのかしないのか、興味深いところです。

Source:Variety