アップル、VR企業Spacesを買収。ゲーセンからVR会議に転換したスタートアップ

ジョイポリスのターミネーターVRのとこ

Ittousai
Ittousai , @Ittousai_ej
2020年08月25日, 午後 03:00 in ar
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アップルがVRスタートアップ企業Spacesを買収しました。SpacesはVR空間での会議やプレゼンテーション、共同作業といったワークスペースVRに注力する企業。

かつてはVRゲームセンターのようなロケーションベースVRの技術を提供していましたが、昨今のコロナ禍で転換を迫られ、最近ではVR空間とアバターを使う仮想カンファレンスと、既存のSkype や Zoom、Meet といったデスクトップベースのリモート会議システムをつなぐソフトウェアを提供していました。

こちらはVRアトラクションTerminator Salvationの発表動画。グループでヘッドセットやVR機材を装着して銃を構え、ターミネーターの世界で戦うロケーションベースのコンテンツです。

日本国内でも、最近閉店してしまった渋谷のVRジョイポリスで展開していました。プレーヤーの顔を撮影してVR空間のアバターに貼り付けることで、VRでありながら参加プレーヤー同士のインタラクションも重視する点が特徴のひとつ。

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こちらはビジネス転換後に注力していたワークスペースVRのデモ。

VRでテレプレゼンスやらソーシャルやらコラボレーション云々は、世間がコロナ禍でステイホーム・リモートワークにシフトする以前からの大きな流れではあり、FacebookがOculusを買収したのも長い目ではVRが新しいソーシャルインタラクションの場になることを想定したものでした。

一方で、アーリーアダプターにとってはVR仮想世界でのコミュニケーションや自己表現が VRChat や VTuber といったかたちで浸透する一方、一般的な企業ではまずリモートワークへの対応に追われ、ウェブカメラ画像をタイルに並べるリモート会議システムがやっという状況も少なくありません。

Spacesはこうした状況に対して、全員がVRヘッドセットやVR空間に集う必要はなく、VRでキーノートプレゼンテーションのステージやニュースルームといった機能を持った場を作り、デスクトップからのリモート会議システムと必要に応じて接続する機能に注力していました。

たとえばプレゼンターが身振り手振りや視線つきでプレゼン資料を展開する、プレゼンターからは並んで見えている参加者と目を合わせる、ホワイトボードに書き込む、デスクトップ参加者のストリームを含むVRスペースの様子を中継するなど。

アップルはSpacesの買収を認めていますが、ステートメントとしてはいつもの「アップルは常に小規模なテクノロジー企業を買収しています、目的や今後の計画についてはコメントしません」コメントのみ。

アップルは以前からVR / AR技術開発に多大なリソースを投じており、人材の獲得やテクノロジー企業の買収も続けていますが、具体的な「Appleグラス」的なハードウェアについては年単位でプロトタイプのうわさが続くのみで、公式非公式にもはっきりした計画は分かっていません。

Spacesは自社ウェブサイトで、Spacesは新しい方向に向かいます、これまでのご愛顧ありがとうございました的なメッセージを掲載していますが、新しい方向がどちらとも、提供していたソフトウェアの今後についても具体的なメッセージはありません。

SPACES IS HEADING IN A NEW DIRECTION

Thank you to our users and partners who participated in our awesome VR video conferencing product and the many people who enjoyed our VR location-based entertainment attractions found at theme parks, theaters, and more.

-Team SPACES

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