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アップルは27日、2021年第3四半期(4~6月期)の業績を発表し、売上高は前年同期比で36%増の814.3億ドルで利益が217.4億ドル、サービスの売上高は過去最高の174.9億ドルという目覚ましい結果だったと明かしました。しかし、その後にアップルの幹部らが、世界的な半導体不足が今後のiPhoneやiPadの製造に影響を与える可能性があると述べたと伝えられています。

米9to5Macによると、ティム・クックCEOとルカ・マエストリCFO(最高財務責任者)はアナリスト向け決算説明会にて、2021年第4四半期に会社の業績にを与える可能性のある(半導体の)供給制約について言及したとのことです。

その場でマエストリ氏は「我々は9月の四半期における供給制約が、6月の四半期に経験したものよりも大きくなると予想しています。この制約は主にiPhoneとiPadに影響を与えるでしょう」と述べたと報じられています。

そうした供給不足にも関わらず、次の第4四半期でも「非常に強い二桁の成長」を見込んでいるものの、成長率は前期の36%よりも低くなると見積もられているそうです。アップルの会計年度第4四半期とは7~9月を対象としていますが、この期間にはちょうど次期フラッグシップiPhone 13(仮)が発表と予想される9月が含まれています。

アップル幹部が半導体不足に対して警告を発したのは今回が初めてではなく、4月末の第2四半期決算発表の直後にもiPadやMacの製造への影響は避けがたいと述べていました。そして今回の決算説明会にて、マエストリ氏はその影響は最終的には収束に向かっているものの、第4四半期には状況が悪化するとの見通しを語ったとのことです。

またクックCEOは、部品コストは全体的に減っているものの、望ましい水準よりも多めに費用を支払っているとコメント。さらにアップルは供給状況を1四半期ごとに把握しており、状況を緩和するために「できる限りのことをする」と述べたと報じられています。

アップルは台湾TSMCにiPhone 13用のA15(仮)チップを1億個以上も発注したとの噂話もありました。そうしてプロセッサは用意できるとしても、iPhoneを構成するそれ以外の部品を調達するのはアップルといえども厳しいはず。iPhone 13シリーズの生産は順調との報道もありましたが、発売は9月としても、初回の供給台数はかなり絞られるのかもしれません。

Source:9to5Mac