Apple Watchが「子供用ケータイ」になる新機能、迷子防止に便利(石川温)

親のiPhoneとペアリング可能

石川温
石川温
2020年10月2日, 午後 04:00 in applewatch6
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子供と出かける際に気になるのが「迷子」だ。どんなに気を付けて、目をかけていても、興味をひくものがあれば、すぐに走り出してしまうのが3歳児。常に手を繋ぎ、はぐれないようにしないといけない。とはいえ、数万人規模の来場者が訪れるテーマパークとなれば、いつ迷子になってもおかしくない。

自分も幼少期にデパートで迷子になった経験があるので、迷子に対してはとてもトラウマになっている。

大人同士であれば、誰もがスマホを持っているので、テーマパーク内ではぐれても全く心配はない。しかし、子供となると、やはり子供向けのケータイが欲しくなる。

1台のiPhoneで複数のApple Watchをペアリング可能に

そんな中、アップルは9月15日に行われたスペシャルイベントでApple Watchの進化点として「ファミリー共有設定」を発表した。

iPhoneを持たないユーザーでもApple Watchを利用できるようになるというもので「子供やシニアに最適」とアナウンスされた。セルラー版での対応となるので、Apple Watchを子供向けのケータイとして使えるというわけだ。まさに「アップル版キッズケータイ」と言えるだろう。今回、廉価版として「Apple Watch SE」が発売となったが、これも子供やシニアなど、新しいユーザーを開拓するのに最適な選択肢と言える。

そこで、早速、Apple Watch SEを入手。自分の息子はもうすぐ4歳とまだ幼いのだが、試しにApple Watch SEを装着させて、大阪にあるテーマパークに出かけてみた。

ファミリー共有設定はセルラー版のみであり、しかも、今のところはau回線のみ対象となっている。運よく、自分が使っているiPhoneはau契約。Apple Watch SEを初期設定する際「ファミリーメンバー用に設定」という項目が出てくるので、そこから、どちらの腕に装着するか、文字盤のサイズ、パスコードの設定、ファミリーメンバーのアカウント設定などを経て、「モバイル通信設定」に進んでいく。

そこからはKDDIのサイトに自動的に繋がっていき、サクサクと契約作業が進んでいく。eSIMなのでとてもスムーズ。KDDIではファミリー共有設定向けに「ウォッチナンバー」というサービスを提供し始めた。スマホと同じ「ピタットプラン」が適用となるのだが、キャンペーンで月額350円で使えるようになる。

契約が終わると、さらにApple Watchの初期設定に戻り、位置情報やWi-Fi、緊急SOSの設定をするようになる。ここには親の番号を設定できるので、いざというときに安心だ。

また、ファミリー共有設定では「スクールタイム」という項目がある。これは授業中など、通知やアプリへのアクセスをブロックできるというものだ。例えば、月曜から金曜日まで朝8時から17時までは制限をかけるということができる。ちなみに、スクールタイム状態でもクラウンを回すことでアプリはアクセスできるのだが、その使用履歴が残るようになっている。つまり、親が「授業中に解除した」というのを把握できるというわけだ。

今回、Apple Watch向けにシリコーンゴムを採用した「ソロループ」というバンドが登場した。自分も早速、購入してみたが、事前にアップルのサイトにある紙を使って計測したものの、ちょっと大きく、サイズ選びに失敗した感がある。

子供にもこの紙を使って測定したところ「サイズ2」だったのだが、付けてみたら、やっぱりかなり大きかった。おそらくサイズ1でも大きいだろう。

ただ、Apple Watchには「トイ・ストーリ」の文字盤があるので、かなり気に入って装着してくれた。

 実際にテーマパークで装着させ、自分のiPhoneで「探す」アプリから、子供の位置情報を検索してみたが、やはり、リアルタイムで子供の居場所がわかるのとはとても安心感がある(実際は隣にいるのだが)。

今回は幸いにも迷子になることはなかったが、位置情報はかなり正確なので、万が一、迷子になってしまっても、すぐに探し出すことができそうだ。

もちろん、通話機能も備えているので、位置情報を探すよりも、音声通話をかけた方が手っ取り早いかもしれない。

Apple Watchでは音声通話だけでなく、メッセージ機能も利用できる。iMessegeを子供に送りつつ、Apple Watchからは音声入力で返事を返すという使い方となる。

 さすがに、保育園に通う3歳児が常にApple Watchを装着して日常生活を送るのはかなり「早すぎ」ではあるが、キッズケータイを持つ年齢であれば、十分に実用性があると実感した。小学生がちゃんと通学しているか、塾には行っているかなどの居場所が分かるのはかなり安心だろう。

今回は新製品のApple Watch SEで試したが、別に子供向けに新しくApple Watchを買う必要もなかったりする。ファミリー共有設定はセルラー対応しているApple Watch Series 4以降であれば利用できる。つまり、自分は最新のApple Watch Series6を購入しつつ、お古になったApple Watchを子供におさがりとして使わせるというのもアリだろう。

スマホの場合、お古の機種を「キッズケータイ」として子供に使わせるのは相当、無理があるが、Apple Watchならしっくりとくる。

 現状は「au回線のみ」という縛りがあるが、これが他のキャリアでも展開されるようになると、「Apple Watchをつける子供」の姿が一気に街中で見られるようになるかもしれない。

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