Apple Watch Series 7
91mobiles

9月に発表されることが確実視されている次期Apple Watch Series 7(仮)が、デザインを刷新したことが理由で生産に遅れが生じているとの噂話が報じられています。

日経の英字メデイアNikkei Asia(以下、日経)は、Apple Watch Series 7は先週から小規模な生産を始めたものの、満足のいく生産パフォーマンスに達するまでに決定的な課題に直面したという複数の事情通の話を伝えています。

その原因は、前世代のモデルとは大きく変わるとされるデザインの複雑さによる可能性があり、現場では電子モジュール、コンポーネント、ディスプレイを組み立てる際の問題に直面していると伝えられています。それを信じるなら、ほぼ全工程で作業が滞っているとも推測されます。

さらに日経いわく、Apple Watch Series 7の生産は一時的に停止しているとのことです。アップルとサプライヤーが大量生産に入る前に問題を整理し、設計を検証しようとしているため……と、およそ9月発表・発売と見られる製品とは思えないありさまが語られています。

次期Apple Watch Series 7については、これまでも数年ぶりにデザインが全面的に変更され、現行iPhoneやiPad Proのようにフラットエッジ(端っこが平たい)となり画面が広くなると噂されています。そのため2018年のApple Watch Series 4以来同じデザインだったSeries 5やSeries 6とは違った技術的な課題が持ち上がることも想定の範囲内とは言えます。

それにしても、なぜ発表直前にそこまで手こずっているのか。日経によれば、次期Apple Watchには血圧測定などの新機能が搭載されるため、従来と同じようなサイズの本体に、より多くの部品を収める必要があること。それでいて防水性能の要件も満たさなければならず、エンジニアリングと生産の課題はさらに大きくなるという事情が説明されています。

ほか関係者らは、新型コロナ感染拡大を防ぐための渡航制限も要因の1つとして挙げています、なぜならアップルやサプライヤーが新たな仕様を検証するために(アップルの本国である米国と工場のあるアジアの間を)行き来することが難しくなっており、テスト生産が始まるまでに設計上の難点を発見することが難しくなっていたというわけです。

旧モデルからの買い換えを楽しみにしている向きには、今回の噂話は発売が遅れる、あるいは発売直後の品薄を予感させる縁起でもないニュースと言えます。とはいえ、新たな健康関連センサーの追加はないと繰り返し言われていた矢先に、血圧測定が可能になるかもしれないのは朗報には違いありません。もし発売が遅れたとしても血圧を上げずに、楽しみに待ちたいところです。

Source:Nikkei Asia

via:9to5Mac