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アップルの自動運転車プロジェクト(通称Project Titan)はまだまだ謎の多い計画ですが、関連するウワサは再びホットになりつつあります。先日流れたリーダーが交代したとの噂に続き、今回は台湾TSMCと協力して「自動運転チップ」を開発しているといった観測が伝えられています。

台湾のサプライチェーン情報に詳しい業界情報誌DigiTimesによると、アップルはテスラやその他のメーカーから新たな従業員を採用し続けており、有名な自動車サプライヤーと「予備的な協力交渉」中であるとのこと。さらに現行の法規制をクリアするため「上流および下流」の電子部品サプライヤーと協力しているとも伝えられています。

そうした現状の協議は、アップルが要件を詳しく説明し、ベンダーに価格などの詳細を求める「見積もり依頼」モデルに例えられています。まだ実際の発注には至っていないが、かなり本格的に量産を検討している段階といったところでしょう。

実際、DigiTimesいわくアップルは米国に工場を建設することに取り組んでおり、予備的な技術仕様での生産計画があるとも主張しています。

興味深いのはこの動きに関連し、TSMCがアップルと共同で何らかの「自動運転チップ」開発を進めていると報じられていることです。またTSMCはSTマイクロエレクトロニクス(半導体の製造・販売を行う多国籍企業)と協力して、ハイブリッドカーのコンバーターや充電器に使われるGaN(窒化ガリウム)技術を開発しており、こちらもアップルカーに関連していると噂されているとのことです。

「TSMCがアップルカー向けチップを製造」とは、アップルのインサイダー情報で知られるアナリストMing-Chi Kuo氏も予想していたことです。Kuo氏は「Mac用のArmベースプロセッサが2020年~2021年に登場」つまりM1チップ搭載Macの登場も的中させています。

DigiTimesは該当の記事の最後に「アップルカーモデルはテスラに似ている」と述べていますが、これが何を意味しているのか詳細は明らかではありません。

それに続けて「市場はサプライチェーンの(テスラとの)重複率は低くないと見積もっており、中でも重要なのが自社開発電池の容量と生産量です」ともあります。つまりアップルは自動運転技術を他社製の車に提供するのではなく、自動車の完成品を手がけると示唆しているとも受け取れます。

かつてKuo氏はアップルカーの自動運転技術がレベル4(特定の場所ではシステムが全て操作可能)またはレベル5(場所を限定しない自動運転)と予想していましたが、果たして実現するのか。続報を待ちたいところです。

Source:DigiTimes

Via:MacRumors