AppleCar
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先日アップルが自動運転EV(通称アップルカー)の生産契約を韓国ヒュンダイと3月までに締結するとの予測が報じられていましたが、そのプロジェクトがヒュンダイ傘下の起亜自動車に託される見通しとの噂話が伝えられています。

そもそもの始まりは、今月初めにヒュンダイがアップルと自動運転車の開発に関する協議を行っていると報じられたことでした。しかし数時間後に、同社はアップルへの言及を削って「自動運転EV開発のため潜在的パートナーから連絡を受けている」とトーンダウンさせた声明を発表しています

が、その後ReutersがKorean IT Newsが報じた内容として上記の「3月までにアップルとヒュンダイが生産契約を締結」との見通しを報じ(ただしKorean IT News内にその記事は確認できず)再び信ぴょう性が増したという流れです。

今回の噂話は、やはり韓国メディアのeDailyが報じているもの。「アップルからEV関連協力の提案を受けたヒュンダイ自動車グループが、起亜自動車がこのプロジェクトを担当するよう社内で手配していることが分かった」とした上で、起亜が引き受けると決めた場合は「アップルカーの生産拠点は起亜の米ジョージア工場になる」とのこと。おおむね、Reuters報道と一致しています。

なぜヒュンダイ自らが担当しないかといえば、ヒュンダイのブランドを継続する「強い意志」があるため、アップルカー事業には「適していない」と判断されたから。またアップル側が自動運転EVの主導権を握れば、ヒュンダイがアップルのOEM工場になるかもしれないとの懸念も示されているとのことです。

以前からヒュンダイは自動運転車の商業化に力を注いでおり、2019年には米自動車部品大手アプティブと自動運転レベル4(特定の場所で全て自動操作)とレベル5(場所の限定なしに自動操作)をめざした合弁会社モーショナルを設立しています。そして2020年末、モーショナルは米ネバダ州で自動運転車両のテスト許可を取得したと発表していました

アップルカーについては2024年に生産開始から早くとも2026年発売まで諸説ありますが、他社からライセンスを受けて「車輪の再発明」を避ければ2024年生産も可能というアナリスト予測もありました。すでに自動運転のノウハウが溜まっているヒュンダイと提携すれば、実現はそう遠くないのかもしれません。

Source:eDaily

Via:MacRumors