Apple Glass(仮)で「どこでもタッチインターフェース」が可能に?アップルが特許出願

机にバーチャルキーボードもできそう

Kiyoshi Tane
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2020年07月22日, 午後 04:00 in Apple
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An Apple employee showcases the augmented reality on an iPhone 8 Plus at the Apple Orchard Shop in Singapore September 22, 2017. REUTERS/Edgar Su
REUTERS/Edgar Su

アップルがARハードウェア製品を開発中であり、ヘッドセット型は2022年、軽量なメガネ型の「Apple Glass(仮)は2023年発売との予測は複数のアナリストやメディアが一致するところです。しかし、その使い道や操作インターフェースは情報が一切なく、いまだに謎に包まれています。

そんな状況のもと、手がかりとなるのがアップルの出願した特許の数々です。先日もARメガネ上だけに情報を表示してiPhoneユーザーのプライバシーを守る特許出願が公開されていましたが、続いて「どこでも仮想タッチインターフェースにできる」特許申請が明らかとなりました。

米特許商標庁(USPTO)が21日に公開した「第一のオブジェクトと第二のオブジェクトの間のタッチを検出するための方法とデバイス」なる特許は、アップルが2016年に出願したもの。ARデバイスを身につけている人が、目にしている現実の環境といかに相互作用できるかーーつまりユーザーに操作インターフェースを提供できるかに取り組んだ特許です。

iPhoneやiPad本体をARののぞき窓デバイスとして使う場合は、ユーザーは画面上にあるオブジェクトをタップして操作すればいいだけです。しかしARヘッドセットの場合はiPhoneをのぞき込んでいない姿勢がふつうのため(そもそもiPhoneを手にしていない可能性もある)同じ作業が難しくなります。操作の精度を求めるならば手袋や指センサーなど追加のハードウェアが必要となる一方で、指が何かの表面に触れていることを視覚的に検出しようとすると実用的な精度は得られにくくなるわけです。

本特許がそのジレンマを解消するために提案しているのは、赤外線センサーを使用すること。つまりユーザーが現実世界のオブジェクトに触れると、その部分は周囲とは異なる温度となるため、赤外線センサーで接触を検出できるというしくみです。

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具体的な運用シーンとしては、たとえば平らな正方形の板を手に持つと(現実的かどうかは分かりませんが特許文書の例です)ARデバイスはその上に電卓のボタンをマッピングする。そこで「2」「8」「5」をタップすると指が触れた部分の温度が上がり、正確に数字が検出できる。もしも光学的な認識であれば、もっとボタンを大きくしなければならないとの趣旨が述べられています。

アップルのような大手IT企業は毎週のように多くの特許を出願ないし取得しており、そのうち将来の製品に組み込まれるものはごく一部です。しかしARメガネを掛けて机を見つめれば仮想キーボードが打てるという未来は魅力的でもあり、期待を持って続報を待ちたいところです。

Source:USPTO

Via:AppleInsider

 
 

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