Apple GlassでiPhoneのぞき見防止?アップルが特許出願

メガネ画面をiPhone画面にオーバーレイ

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年07月18日, 午後 01:40 in Apple
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AppleAR

アップルが開発中とみられているメガネ型のARデバイス「Apple Glass(仮称)」は、記事執筆時点では具体的な使い道は不明です。それにつき、iPhoneやiPadでのプライバシーを確保する「着用者だけが見られるデータを表示」の可能性を示す特許出願が公開されました。

今月16日に米特許商標庁が公開した「プライバシー画面」なる特許は、デバイス所有者以外の人にのぞき見られる情報を制限する方法を提案したものです。特にのぞき見防止のための偏光スクリーンプロテクターの必要性を排除することを狙いとしています。

特許文書は従来のプライバシースクリーンが「ディスプレイに垂直な方向の光の一部を減衰させ、ユーザーが知覚する明るさを減らす」「これを補うために、プライバシーが気にならないときは、プライバシースクリーンを取り外すことができる」として、装着したままでは見えにくいことを指摘しています。さらに見えにくさを補うためにデバイスの輝度を上げる原因となり、それによりバッテリー持続時間が短くなるとのこと。つまり二重に欠点があるというわけです。

そこで特許が提示した解決策は、他人に見られたくない情報をiPadやiPhoneの画面に表示せず、ARを活用するアイディアです。様々なアプローチが記載されているなか、主たる案は「メガネ上に表示する」ということで、Apple Glassを示唆しているとも解釈できます。

AppleGlass

そうしたARメガネを装着している人がiPadの画面を見れば、あたかも通常のディスプレイ上に情報が映っているように見えるとのこと。周囲や後ろからのぞき込んでみても、iPadは完全に空白にしか見えないーーすなわちメガネ上だけに表示されている情報を、ユーザー本人には本体デバイス上に映っているように装うわけです。

もっともiPadに表示しているかのように見せるAR処理の負荷がかかるため、ならばARメガネ上だけで表示と操作を完結させるほうが賢明とも思われます。が、特許が提案しているのはそれ以上のこと。単に情報を受動的に表示するだけではなく、ユーザーがiPad画面をタップしたことも読み取り、あたかも「iPadだけで表示および操作」しているように思わせるしくみです。

ほか特許ではペアとなったデバイス同士が互いの位置を認識する方法にも言及されています。すなわちApple Watchを着けた腕を上げれば、iPhoneを見ていないことを認識。そして必要な情報は「Apple Watch側で見ている」体裁に切り替えられ、実際にはApple Watchの画面は空白になるといったものです。

アップルのARハードウェア製品は2種類あり、ヘッドセットではない軽量のメガネ型は2023年登場と予測されています。そしてメガネ本体は基本的にはディスプレイ機能のみ担当し、実際のコンピューティングやネットワーク接続は母艦のiPhone側が処理するとの説が主流です

「あたかもiPhone画面上に表示しているように見せかける」AR処理もバッテリーを消耗しないのか。特許は「企業が開発・検討している」ことを示すに過ぎず、実際の製品に反映されるとは限りませんが、続報を待ちたいところです。

Source:USPTO

Via:AppleInsider

 
 

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