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11月11日午前3時(日本時間)の「One more thing」イベントでは、アップル独自開発チップApple Siliconを搭載したMac初号機の発表が期待されています。その詳細は記事執筆時点では明らかではありませんが、アップルは6月のWWDC 2020にて「iOSやiPadOSのアプリケーションをまったく変更せずにMacのアプリケーションとして提供することが可能」になったと宣言しています

ですが「Apple Silicon MacでiOSアプリがそのまま動く」ことは、そう簡単には実現しそうにないとの噂が報じられています。

米9to5Macによれば、Apple Silicon MacはiPhoneやiPadと同じ系統のプロセッサを搭載するため、開発者はmacOS向け専用アプリを用意していなくても、これらをMac App Store上で提供でき、ユーザー側でもダウンロードしてインストールすることも理論上は可能とのこと。

そして実際、全iOSアプリはデフォルトではApple Silicon用MacApp Storeで利用できるはずですが、同時にアップルは開発者に新たな統合ストアでiOSアプリを提供するかどうか、オプトアウト(公開しない)する自由を認めていると伝えられています。

しかし9to5Macは、少なくとも11月9日時点では、主要なiOSアプリ開発元のいくつかがApple Silicon Mac向けApp Storeでアプリを提供しない選択をしたと発見。それは「Apple Silicon搭載MacではどのiOSアプリが動作しないか」を明らかにするApp Storeシステムを通じて(つまりアップルの公式サーバーにより)確認が取れたとのことです。

かなり痛手となりそうなのは、GoogleとFacebookの大手2社が、主要iOSアプリのほとんどをMacApp Storeに提供しないと選択していること。前者はGoogleマップとGoogleドライブ、Gmail、後者はInstagramやWhatsApp、メッセンジャーやFacebookアプリなど。

ほかSnapchatやAmazon Prime VideoにDisney+、人気ゲームではCandy Crushなど、Mac App Storeから外される注目アプリがいくつか挙げられています。その一方でiOS向けNetflixアプリは提供されるとあり、少し救いにはなるかもしれません。

Apple Silicon Macで互換性あるiOSアプリの場合は、App Store上で「iPad向けに設計されています。macOSでは検証されていません」という趣旨のメッセージが出るとのこと。そして互換性がないアプリでは、iPhoneやiPadでダウンロードするように指示されるそうです。

もっとも、MacApp Storeでの公開をオプトアウトした開発者が、今後もApple Silicon Mac向けにiOSアプリを提供しないと決まったわけではありません。開発者の中には、アプリがApple Silicon Mac上で正常動作が確認できるまで一時的にMacApp Storeからアプリを削除することを選んだ人もいるもようです。

いずれにせよ、おそらくApple Silicon搭載の初Macが発表されるまであと数時間。「どのiOSアプリが動くか」が公表されるかもしれないことを含めて、その瞬間を待ちたいところです。

Source:9to5Mac