Apple TV 4K
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新しくなったApple TV 4Kがいよいよ新iPad Proや24インチiMacとともに発売となりましたが、アップルの重役が179ドル(米国での定価)はとてつもなく価値があると強調した発言をしています。

新型Apple TV 4Kのレビューが解禁され、海外ではほとんどの記事が新型リモコンSiri Remote(第2世代)に焦点を当てる一方で、セットトップボックス本体はまだ割高だとの指摘が多く見られます。米国で普及しているGoogleやRokuのスティック型ストリーミング機器が100ドル以下であることと比べると高すぎる、ということです。

アップルのホーム&オーディオ部門プロダクトマーケティング担当副社長のTim Twedahl氏が米CNNのインタビューにて発した「とてつもない価値」発言は、そうした声を織り込んで行われたものでしょう。

Twedahl氏いわく、新型Apple TVにユーザーが求めていたのは「Siri Remoteのデザインを一新し、より高速なプロセッサを搭載し、セットトップボックス本体をより安価に」の3つだったとのこと。そしてアップルはそのうち2つを実現しつつ価格は据え置いたとして企業努力をアピールしているかっこうです

まずTwedahl氏は新型デバイスでの「映画のような体験」に焦点を当てています。A12 Bionicチップを搭載しHDMI 2.1への対応により最大4K HDRの動画を60fpsで提供できることを「テレビで最高の視聴体験を提供することこそが、Apple TVの真骨頂です」と表現。その上で「すべての素晴らしいコンテンツを本当に楽しむために、まるで映画的のような体験を絶対的な最高の画質で実現できるようにしたいと考えています」と述べています。

またApple TVで遊べるゲームも「お客様にとっての大きな価値 」であり、「とてつもない量のコンテンツが含まれている 」とも語っています。そう言いながらも「おそらく世界のXboxやPlayStationsと直接競合するようには設計されていない」と控えめに着地していることは、現在進行中のEpic Gameとの裁判で独禁法違反が主な争点となっていることに気遣っているのかもしれません。

さらに高すぎると指摘されがちな価格については、Twedahl氏は上記の「とてつもない価値」発言をコメント。その3つの理由としては「ハードウェアのスペックによる最高品質の体験」と「ユーザーが望むすべてのコンテンツが楽しめること」、そして他のアップル製品とのエコシステム(HomePod miniと簡単に接続できるなど)が挙げられています。

それでもCNN側は、廉価版のApple TVを発売する予定はないのかと食い下がっています。これに対してTwedahl氏は「我々にとっては価格面だけでなく、価値の面を常に考えていたいのです。私たちが信じているように、卓越した価値をもたらし続けるならば、それが私たちにとって最も重要なことなのです」と回答して一歩も譲らず。

アップル製品としては安価と思われるApple TVですが、少なくとも米国では価格が批判を集めていることが興味深いところです。

Source:CNN

via:9to5Mac