アップル、アプリ内有料ガチャを許可したとして集団訴訟を起こされる

「マリオカート ツアー」の名前も挙がってます

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年06月14日, 午後 09:05 in Apple
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Getting email or important message concept with fantasy treasure chest. Receiving mail abstract RPG themed illustration. Opening magic box.
Getty Images/iStockphoto

アップルがApp Storeで配信されているゲームアプリ内のルートボックス(有料ガチャ)を許可して利益を得ていたとして、米国にて集団訴訟を起こされたことが明らかとなりました。

米カリフォルニア北部地区連邦地方裁判所に提出された訴状によると、原告はアップルが「子供たちに中毒性のある行動を植え付けて莫大な利益を生み出すことに依存している」と非難。そして過去4年間にわたりApp Store内のゲームが、その大半が無料でダウンロードできたとしても、rルートボックスにより数十億ドルもの売上をもたらしたと主張しています。

たとえば原告のひとりレベッカ・テイラー氏は、息子がSupercellの「Brawl Stars」内でルートボックスにiTunesカードや両親のお金を少なくとも25ドルを使ったと主張。ほか訴状では「FIFA 18」や「マリオカート ツアー」などガチャ要素のある有名ゲームの名前が挙げられています。

ルートボックスとは複数のアイテムが詰め合わされた「戦利品箱」であり、ランダムで内容が変わる課金システムということで日本では「有料ガチャ」に相当するもの。これまでにもベルギーで違法化され、2019年5月にも米上院議員が禁止法案を提出しており、アップルおよびGoogleともにゲームアプリ内でアイテムを入手できる確率の明記を義務づけることで対応しています。

今回の原告の主張では、アップルは「勝つためのオッズ(入手できる確率)」を明記させることでルートボックスがギャンブルであると暗黙のうちに認めているが、ルートボックスがゲーム内にあるとの通知は義務づけていない。その一方で開発者もアプリの年齢制限を独自に設定できるため、子供向けとされるアプリにギャンブル要素を含めることが可能となっている。これがカリフォルニア州の禁止する「スロットマシンまたは類似機器」(同州では運まかせのギャンブルは違法)に該当するという論法です。

記事執筆時点では集団訴訟のゆくえは不透明ですが、上記の通りガチャ要素あるスマートフォンゲームが違法とされたベルギーでは「どうぶつの森 ポケットキャンプ」と「ファイアーエムブレム ヒーローズ」がサービス終了し、「マリオカート ツアー」はそもそも配信されていません。訴訟の進行しだいでは、国や地域によりアプリが配信されない、あるいはアプリのマネタイズ方法に影響を与える可能性もありそうです。

Source:Scribd

Via:AppleInsider

 
 

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