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アップルのApp Storeにて子供向けゲームアプリを装い、ユーザーから金銭を騙し取るオンラインカジノアプリが公開されていたと報告されています。

新たな詐欺アプリを発見したのは、ここ数か月にわたってApp Storeの詐欺アプリを告発し続けているコスタ・エレフテリオウ氏です。コスタ氏はApple Watch用のキーボードアプリ「FlickType」開発者であり、自らのアプリに偽装して年間200万ドルも稼いでいた犯人を糾弾したことが活動のきっかけでした。

さてコスタ氏が見つけた「Jungle Runner 2k21」は、4歳以上を対象とした「楽しいランニングゲーム」と謳っています。しかし、コスタ氏がVPN経由でトルコのIPアドレスから起動したところ、オンラインカジノに早変わりしたとのことです。しかもアップルのIAP(アプリ内課金システム)を使わずに独自決済システムを導入しており、App Storeポリシー違反まで犯していた模様です。

またユーザーを信用させるため、現地テレビに紹介されたかのような偽広告まで入れる念の入れようです。

その一方で米国やその他の地域で表示されるゲームは動作するものの「骨組みだけで、非常に貧弱なデザイン」だったと伝えられています。

コスタ氏によると、本アプリは数か月もApp Storeに公開されていた上に(すでに米国App Storeからは削除済み)、数回のアップデートが無事に審査を通過していたそうです。またアプリレビューの何件かが多額の金を騙し取られたと訴えていると指摘しつつ、同じ開発者が別の詐欺アプリを公開していたとも述べています。

しかしオンラインカジノはWebでもあり、わざわざApp Storeアプリとして公開する必要はないはず。その理由として、コスタ氏は犯人がアップルのセキュリティやプライバシーに対する人々の信用を利用するためだと推測しています

つい先日も、アップルに申請する際は「暗号化」アプリだと偽り、承認が下りた後は暗号化ウォレットに化けて1億円以上のビットコインを騙し取ったという事件も報告されていました。アップルはサードパーティ製アプリストアを認めないのは「セキュリティとプライバシーに影響を与える恐れがある」からだと主張していましたが、その言葉を誠実に守ることが求められそうです。

 

Source:Kosta Eleftheriou(Twitter)

via:9to5Mac