AQUOS R6

NTTドコモとソフトバンクから、AQUOSシリーズの最新モデル、AQUOS R6が発売となりました。従来のAQUOSシリーズとは大きく異なり、スマートフォンでも最大クラスとなる1インチカメラセンサーを搭載しているのが特徴です。

ディスプレイは、6.6インチ 2730 x 1260の有機EL「Pro IGZO OLED」を搭載。ピーク輝度が2000nit、コントラスト比は2000万: 1となります。

リフレッシュレートは1~120Hzで自動可変に対応。また、ゲーミングメニューからゲームとして登録したアプリでは、疑似的に240Hzでの駆動も可能になります。

AQUOS R6

右側面にはボリュームキーと電源ボタンの間にGoogleアシスタントキーを搭載。他のアプリを割り当てるようなカスタマイズはできません。

AQUOS R6
▲上からボリューム、Googleアシスタントキー、電源

SIMスロットは上面に配置。micro SD(最大1TB)も利用可能です。

AQUOS R6

底面には3.5mmジャックも備えています。

AQUOS R6

背面には、上部中央に大きく1インチセンサー(約2020万画素)が配置されています。なお、FeliCaは本体中央に配置。スマホグリップなどを装着すると利用できなくなるので注意が必要です。ちなみに、ワイヤレス充電には対応していません。

AQUOS R6

1インチセンサーカメラの実力は?

センサーサイズは大きいほど多くの光量を受けられ、それだけでも画質面で有利となるのですが、レンズの光学性能も重要です。AQUOS R6は、ドイツの老舗光学機器メーカーライカと協業しており、センサーやレンズの設計や調整を含め、ライカが監修しています。

そんなカメラ、最近のスマートフォンは3眼~4眼が当たり前ですが、AQUOS R6は1つのみ。f/1.9で35mm換算で19mmの広角レンズとなっており、デジタルズームを併用することで広角から望遠までをカバーします。

AQUOS R6
▲最近のスマートフォンでは珍しく1眼のみ

そんな高性能なカメラでどんな写真が撮れるのかは、正直なところ撮影者の腕次第。いいカメラを使えば、いい写真がとれるわけではないのは、普通のデジタル一眼カメラなどと同じです。ただ、1インチセンサーということもあり、背景のボケ具合は一般的なスマートフォンと比べるとずっと綺麗な印象です。

AQUOS R6
▲AQUOS R6で撮影

また、最近のスマートフォンはビビットなカラーで撮影されることも多いですが、AQUOS R6は、全体的に柔らかい雰囲気です。この辺りがライカらしいところなのかもしれません(写真に詳しくはないので、この表現が正しいかはわかりません…)。

Galaxy S21 Ultra 5G
▲Galaxy S21 Ultraで撮影

なお、背景のボケ具合については、ソフトウェアで処理する「背景ぼかし」メニューも搭載します。

AQUOS R6
▲背景ぼかしモード。0~10でぼかし具合を調整できます

AQUOS R6

AQUOS R6

使ってみて気になった点として、フォーカスが迷う、合うのが遅いといったことが何度かありました。筆者の腕が悪いということを考慮しても、他のスマートフォンよりも遅い印象があります。

また、ナイトモードでの撮影時、「構えたままじっとしてください」という表示が出るのは他のスマートフォンと同じですが、その時間も長めに指示されることが多いです。いまのところ最長で30秒。同じ場所、同じシーンでもPixel 5やGalaxy S21 Ultraは1~2秒です。

ただ、同じ場所でも1~2秒で済むこともありました。フォーカスなども含め、これも撮影者次第なのかもしれません。

AQUOS R6
▲夜景モードで撮影。かなり明るく撮れていますが、実際には真っ暗です

画面内指紋センサーは秀逸

「AQUOS R6」のもう一つの特徴として、新世代の画面内指紋センサー「3D Sonic Max」を搭載します。同センサーは名称に「Sonic」とある通り指紋の認識に超音波を用いており、認識エリアが30x20mmと広いのが特徴。指紋を登録する際も何度も指を押し当てる必要はなく、1度のタッチで終了します。

筆者個人としては、画面内指紋センサは認識が遅く、認識精度そのものが悪いので、ほとんど利用していないのですが、「AQUOS R6」のセンサーは非常に軽快でストレスなく認識してくれます。

AQUOS R6
▲指紋センサーの認識エリアは広め。四角い枠の中ならどこでも認識します

また、面白い機能として、2本の指を同時に認証させることで、セキュリティを高めることができます。1本の指で認証するよりも20倍セキュアになるとしています。

AQUOS R6
▲設定で2本指にすることも。セキュリティは高まりますが、正直面倒でもあります

発熱は高めな印象

そのほかの仕様としては、SoCはSnapdragon 888 5GにRAM 12GB、ストレージ128GB。バッテリー容量は5000mAhでAQUOS史上では最大容量となっています。IP65/68の防水防塵にも対応します。

せっかくなのでベンチマーク結果も。AnTuTuは「73万8790」、3DMark Wild Lifeは「5329」という結果でした。この辺りは今時のハイエンドなりといったところです。

AQUOS R6
▲AnTuTu(左)と3DMark Wild Lifeのスコア

なお、サーマルスロットリングのためなのか、ベンチマークを連続で動作させたときのスコアの落ち込みも大きいです。普通の利用では、そういった状況にはなかなかならないと思いますが、高負荷なゲームの連続プレイには気を付けたほうがいいかもしれません。

AQUOS R6
▲AnTuTuのスコアが50万台になることもざらです

最近のスマートフォンは、デザイン的にも機能的にも横並びなので、似たようなスペックであれば、気に入ったものを購入すればいいと思っているのですが、そんな中でも、その端末の売りとなる特徴には注目したいところ。AQUOS R6で言えば、スマートフォンで最大クラスとなる1インチセンサーカメラです。

もはやコンデジと言っても通用しそうな実力を秘めた「AQUOS R6」ですが、先にも書いた通り、カメラ性能が良ければ綺麗な写真が撮れるというわけでもありません。カメラはプロが撮影すると一味違った仕上がりになりますが、本機はその差がよりはっきりするスマートフォンと言えるかもしれません。