AQUOS sense5G

NTTドコモ、SoftBank、そしてauからも発売されるシャープの最新スマートフォンAQUOS sense5G。senseシリーズとしては、初の5G端末ですが、価格は従来からさほど上がらず税込みでも4万円を切るミドルクラス端末です。

senseシリーズとしては、昨秋にLTEモデルのAQUOS sense4も発売されています。発表自体は9月に同時に行われていたので、開発自体は並行して行われていたのでしょう。そのためなのか、AQUOS sense5Gの筐体デザインは、sense4と全く同じです。

サイズは148 x 71 x 8.9mmでsense4と全く同じで、重さだけ178gと1gほど重くなっています。バッテリー容量はどちらも4570mAhですが、電池持ち時間はドコモモデル同士を比較するとsense4が約180時間なのに対して、sense 5GはLTEで約170時間(5Gで約145時間)とやや短くなっています。

では具体的に何が違うのかというと、SoCの違いが主なものです。sense4がSnapdragon 720G(Kyo465 8コア + Adreno 618)で、sense5GはSnapdragon 690 5G(Kyo560 8コア + Adreno 619L)。当然、sense5Gは5G対応ですが、仕様上はSnapdragon 720Gにやや劣ります。

フロントの指紋センサが便利なAQUOS sense5G

ディスプレイは約5.8インチ、2280x1080ドットのIGZOディスプレイでフロントカメラは水滴型のノッチ部に搭載します。

AQUOS sense5G

指紋センサーは下部のベゼル部分に搭載。マスクをしていてもすぐに解除できる指紋センサーはこのご時勢にはとにかく便利。反応速度や認識精度はディスプレイ内蔵タイプのセンサーよりも一段上の印象です。なお、センサーはホームボタンとしても機能します。

AQUOS sense5G

右側面には、上からボリューム、アシスタントキー、電源ボタンを配置。アシスタントキーは、ボタンを押すだけでGoogleアシスタントを起動出来るというもの。上位シリーズのAQUOS R3では搭載されていましたが、senseシリーズではsense4で初搭載となった機能です。

AQUOS sense5G

起動する機能はユーザーが自由に割り当てられるわけではなく、ドコモ版のAQUOS sense5Gでは、Googleアシスタントのほか、シャープのエモパーとドコモのmy daizを選択できます。

AQUOS sense5G

左側面にはSIMスロット。スロットはSIM不要で引き抜けるタイプです。SIMを頻繁に差し替える人にはありがたい仕様です。

AQUOS sense5G

なお、microSDも利用可能。出先でmicroSDのデータをPCに移したいけどケーブルがない……という場合も焦らずに済みそうです。

AQUOS sense5G

背面は、AQUOS senseシリーズではお馴染みとなったアルミ筐体。指紋が目立たない、ややマットな感じのアルマイト仕上げです。コーナーは丸みを帯びたデザインになっており。手の当たりも柔らかく持ちやすくなっています。

AQUOS sense5G

ワイヤレス充電には非対応ですが、おサイフケータイは利用可能。やはりAQUOS senseシリーズ共通の特徴として、おサイフケータイで使うFeliCaのアンテナは、カメラ部に搭載されています。

これなら、カード入れなどを備えた厚手のケースを使っていても、安心しておサイフケータイを利用できます。

AQUOS sense5G

片手でも気軽に操作できるサイズ感……とはやや言いづらい微妙なサイズで、個人的にはもうワンサイズ小さい方が好みです。それでも最近の端末の中では、小さい部類に入るでしょう。

AQUOS sense5G
▲iPhone 12 mini(左)と比較

AI対応の3眼カメラは日常使いには十分

背面カメラは、1200万画素の広角(F2.4、18mm相当)、1200万画素の標準(F2.0、24mm相当)、800万画素の光学2倍望遠(F2.4、53mm相当)という3眼構成。価格帯的にも、とくにカメラ性能をアピールするような端末ではありませんが、電子手ブレ補正にAIによる被写体判定などもあり、普段使いではまったく不満は出ない仕上がりです。

AQUOS sense5G
AQUOS sense5G
AQUOS sense5G
AQUOS sense5G

なお、AQUOSシリーズは撮影に構図を決める目安となるガイド線が充実していますが、それはAQUOS sense5Gでも継承。一般的な黄金比やフィボナッチはもちろん、料理撮影用の構図まで用意されています。これが簡単に切替えられるようになると実用的になると思うのですが、そこだけはもう一工夫欲しかったところです。

AQUOS sense5G

手を出しやすい5G端末

最後に、参考としてベンチマーク結果も載せておきます。AnTuTuのスコアは25万2343、Geekbench 5はシングル593、マルチで1642。搭載するSnapdragon 690 5Gは、仕様的にはAQUOS sense4のSnapdragon 720Gに劣りますが、そこまで大きな差は出ていないようです。

AQUOS sense5G
▲AnTuTu(左)とGeekbench(右)の結果

とはいえ、ミドルクラスの中でもややエントリーよりの端末と言うこともあり、アプリの起動などでわずかに待たされる感じはあります。SNSやウェブ検索など日常的な使い方であればほとんど気にはならないと思いますが、ゲームを少しでも快適に楽しみたいということであれば、5Gには非対応となりますが、若干安く購入でき、仕様上は性能も高いAQUOS sense4のほうが満足できるかもしれません。

ただ、夏頃には各社の5Gエリアも拡大する予定です。これから購入するなら、AQUOS sense5Gを選ぶメリットは大きいでしょう。

なお、今回レビューしているのは、ドコモオンラインショップ限定のスカイブルー。AQUOS sense5Gは、ライトカッパー、ニュアンスブラック、オリーブシルバーの3色が標準色として各キャリアから販売されます。ドコモではこれに加えてライラックもラインアップ。また、オンラインショップ限定でスカイブルー、イエローゴールド、コーラルレッドの計7色が販売されます。

AQUOS sense5G
▲ドコモのカラーラインアップ