ソフトバンクG、NVIDIAへのArm売却を正式発表 約4.2兆円

Armブランドは維持

小口貴宏(Takahiro Koguchi)
小口貴宏(Takahiro Koguchi), @TKoguchi787
2020年09月14日, 午前 09:35 in softbank
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ソフトバンクグループは、保有するArmの全株式をNVIDIAの売却すると正式発表しました。

発表によると、売却額は最大400億ドル(4.2兆円)。うち契約時にArmに20億ドルを現金で支払い、クロージング時にソフトバンクグループおよびビジョン・ファンドに対し100億ドルを現金で、215億ドル分をNVIDIAの普通株式で支払います。

本取引の完了後、ソフトバンクGおよびビジョン・ファンドは合計でNVIDIAの発行済み株式(自己株式を除く)の約6.7〜8.1%を保有する見通しです。なお、取引の完了には英国・中国・EU・米国などの規制当局の承認が必要ですが、18か月以内に完了する見通しです。

ソフトバンクGは2016年にArmを約3.3兆円で買収。『たかが3兆円だ』とする孫正義社長のコメントも話題となりました。当初はArmの単独再上場にも言及していた孫正義社長ですが、NVIDIAへの売却に至った経緯について次のようにコメントしています。

『当初計画していたArm単独での再上場と NVIDIAとの組み合わせについて検討した結果、後者のほうがArmの潜在的な可能性をより実現でき、当社の株主価値の向上に資すると判断しました。世界で最も普及しているコンピューティングプラットフォームを提供するArmとAI コンピューティングの第⼀⼈者である NVIDIA の組み合わせにより、AI 時代の世界をリー ドするコンピューティングカンパニーが誕⽣し、イノベーションを加速するとともに⼤型⾼成⻑市場へと事業を拡⼤していくものと期待しています』

なお、コロナ禍に際し『現金を集めることが守りにつながる』として、保有株式の現金化を急いた孫社長ですが、今回の取引では400億ドルのうち半分は現金ではなくNVIDIAの普通株式で受け取ることになります。

Armのオープンライセンスモデルは維持

NVIDIAも声明を発表。ArmはNVIDIAの一部となるわけですが、Armのオープンライセンスモデルの運用は継続し、Armブランドについても維持・拡大を図ります。

すでにAIやGPU・自動運転などコンピューティング分野で強い影響力を持つNVIDIA。そんな同社が世界のほとんど全てのスマートフォンに採用され、PCやデータセンター向けにも採用が広がりつつあるArmアーキテクチャを設計するArmを買収することで、同分野における影響力がますます高まりそうです。

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Source:ソフトバンクG NVIDIA

 
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