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ARM版Windows 10で64ビットアプリがそのまま動くように?MSがエミュレーション開発中の可能性
Surface Pro Xが使いやすくなるかも
ARM版Windows 10では既存のx86(32ビット)アプリケーションがそのまま動きますが、その反面でx64(64ビット)アプリは動作せず、動かすためには再コンパイルが必要とされていました。ユーザーが手持ちのx64アプリを使うことはできず、開発者側でARM向けのネイティブアプリに加工し直すのを待たねばならなかったわけです。
これはARM版Windows 10 PCを使う上で大きな制約となってきましたが、マイクロソフトがx64コードのエミュレーション、すなわち「x64アプリが再コンパイルせずに、そのまま動かせる」サポートに取り組んでいる可能性が報じられています。
この件は、Windowsチームの主任ソフトウェアエンジニア・Kenny Kerry氏が2020年3月にGitHubに登録したコミットから明らかになったことです。有名リーカーの@never_releasedことLonghorn氏は、ここでいう「ARM64EC」がx86_64(既存の64ビットアプリ)用の新たなWindowsアーキテクチャの名前になる可能性があると示唆しています。
Windows architectures:
— Longhorn (@never_released) May 17, 2020
_M_ARM64EC:
x86_64 on Arm64 machine type.
マイクロソフトは2018年2月にARM版Windows 10の「制約」についての文書を一時的に公開し、まもなく削除したことが報じられていました。当時の同社広報は「現段階で当社から申し上げられることはない」と回答し、当該ページからは「x64アプリはサポートされない」といった文言は消えたままです。
あえて「64ビットアプリが動作しない」と明言しなかったことは、いま振り返れば後々サポートする用意があった可能性もうかがえます。2016年末にARM版Windows 10が発表されてから現在までに3年以上が経過しており、クアルコムのSnapdragonチップも着実に性能向上を重ねています。異なるCPUアーキテクチャのエミュレーションはそれなりの処理能力が要求されますが、ようやく条件が整いつつあると言えます。
たとえばSurface Pro Xはハードウェア的には魅力的ながらもデスクトップ版Dropboxが動かないなどピーキーすぎる仕様がネックと見られていましたが、しばらく待てば(Windows Latesは2021年前半のアップデートで実現する可能性があると指摘)真の理想的な2in1 PCに生まれ変わるのかもしれません。
Source:GitHub
Via:MSPoweruser
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