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アシックスは、スポーツがメンタルヘルスに与えるプラスの影響を明らかにする研究プロジェクトに着手しました。その一環として、2020年12月1日から2021年1月7日に行われた脳波測定(EEG)を用いた調査結果を発表しました。それによると、運動は精神的にも良い影響を与えるのは間違いないようです。

調査はウェアラブル脳波計などを手がけるバイオインフォマティクス企業のEmotivと、運動とメンタルヘルスの第一人者であるBrendon Stubbs博士と共同で実施。EmotivのポータブルEEGを使用し、オリンピック選手を含む3人のエリートアスリートと、4人の非エリートアスリート(週に150分程度運動する健康な人)に、20分の運動前後にEEGを装着してもらい、認知テストを行うことで運動の影響を測りました。

その結果、運動後には被験者のリラックス度が18%増加し、ストレスに対する抵抗力が29%向上。気が急いて、挑戦や混乱に否定的な反応を示す傾向が28%減少したほか、欲求不満のような否定的な感情が最大で135%低下したとのことです。

また、脳の処理能力が最大26%向上し、記憶力が’最大21%向上、不安や物忘れ、混乱などの認知ストレスが最大58%低下したとしています。この度合いは、エリートアスリートよりも非エリートアスリートの方が大きかったとのこと。

この結果についてStubbs博士は、エリートアスリートはすでにスポーツをマスターしており、運動中の脳の働きを減らす傾向にあるのではと疑っていると米Engadgetに語っています。また、単独で走ったランナーよりもグループで走ったランナーのほうがよい結果が得られることも判明しており、これについては引き続き調査を行う考えです。ほかにも、メンタルヘルスを高めるための理想的なトレーニング方法があるかどうかを確認したいともとしています。

最近は暗い話題が多いですが、たまには体を動かしてみると、多少は不安も解消されるかもしれません。

source: asics