ASUSの大人気ゲーミングノートが世代交代、新ROG Strixシリーズ日本でも展開

最上位ではRTX 2080 SUPERなど、最高速パーツも搭載します

橋本 新義(Shingi Hashimoto)
橋本 新義(Shingi Hashimoto)
2020年07月22日, 午前 11:25 in Asus
0シェア
FacebookTwitter
ROG Strix 2020

7月22日、ASUSが日本向けに発表したゲーム向けPC製品群。その中でもノートPC製品の中核に位置するのが『ROG Strix』に属する4シリーズ12モデルです。7月22日から順次発売予定です。

関連記事:

モバイル級の薄さで快速ゲーム。300Hz対応ノート「Zephyrus S」2機種の日本版がASUSから

日本発売決定、ASUSの2画面ゲームノート「Zephyrus Duo 15」は欲張りなゲーマー・ストリーマー向け

同時に発表されたROG Zephyrusシリーズは、性能を追求しつつも薄型という、比較的高級なシリーズでした。対してStrixシリーズは、ゲームを快適に楽しめる性能を確保しつつも、価格にも配慮したベーシックなシリーズという位置づけです。

ゲーム向けノートPCの中でも人気が高く、またバリエーションモデルの多いシリーズですが、シリーズはグレードと画面サイズの掛け合わせによる構成。グレードは上位となる『ROG Strix SCAR』とスタンダードな『ROG Strix G』の2種に、画面サイズはそれぞれ15.6インチ版と17.3インチ版に大別できます。

ROG Strix 2020
▲ASUSによるSCARとGシリーズの違い。SCARのほうが明確に上位となっています

2020年版モデルの改良点としては、液晶パネルの最大リフレッシュレート高速化や、搭載RAMの高速化、液体金属ベースの熱伝導素材による冷却性能の向上といった、ゲームとも密接に関わる基本性能のアップデートがメイン。

またSCARの上位モデルでは、Zephyrusシリーズを凌ぐほどの基本性能を備えます。


ROG Strix 2020
▲SCARシリーズのキャッチは「勝ちにこだわる、ぶれない生き様。」と、ヘビーゲーマーの競技的側面を強く意識したものに

上位モデルとなるSCARは、最大リフレッシュレート300Hzに対応したフルHD液晶を搭載する性能重視モデル。バリエーションは、17インチ版『ROG Strix SCAR 17』と、15インチ版『ROG Strix SCAR 15』に対し、それぞれ2モデルずつが用意されます。

ROG Strix 2020
▲17インチ版はキーボード右手にテンキーを搭載(これはGシリーズでも共通)。タッチパッドも独立ボタンを搭載する、操作性優先の設計です

中でも注目となるのがGPU。17インチ版はNVIDIAの『GeForce RTX 2080 SUPER』と、『GeForce RTX 2070』を搭載。しかも無印版です。

無印版とは、消費電力よりも性能(動作クロック)を優先したモデル。Zephyrusシリーズでは、発熱や消費電力とのバランスを取った「Max-Qモデル」が搭載されていたため、純粋な性能では無印版のほうが上回ります。

一方の15インチ版は『GeForce RTX 2070 SUPER』の無印版を搭載。17インチ版上位には譲りますが、こちらも非常に高速なGPUです。

ROG Strix 2020
▲こちらは15インチ版。本体右中央のオレンジ色の物体がROG KEYSTONE II(後述)です

CPUもそれに見合った性能となっており、上位にはインテルのTDP(発熱と消費電力の目安) 45W版製品の中で最高速となる『Core i9-10980HK』を搭載。下位モデルでも、8コア16スレッド処理対応の『Core i7-10875H』を採用します。

もちろん他の基本仕様も、強力なGPUとCPUに見合ったグレード。RAMは32GBのDDR4-3200(15インチ版下位のみ16GB)、ストレージは最高で2TB(1TB×2枚でのRAID 0構成)など、ライバルのゲーム向けノートPCと比べても重装備となっています。

ROG Strix 2020
▲本体の余裕度を活かした3基のM.2スロット。ストレージ不足の際も余裕で対応できる装備です

なお、SSD用のM.2スロット(NVMe/PCI Express対応)は3スロットを用意。2TB構成モデルであっても、ユーザーによる“もう1枚の増設”が可能な点もアピールします(RAMもSO-DIMMスロット×2基の構成です)。

ROG Strix 2020
▲高性能パーツを支える冷却機構もアップデート。上位モデル譲りの最新仕様が取り入れられています

一方で重視される冷却性能も、冷却ファンの“極薄化”やマザーボード上のVRM(CPU電源部)を含めたヒートパイプによる熱輸送、空気抵抗を減少させた新形状のヒートシンクなど、様々なテクニックにより性能を向上させています。

ROG Strix 2020
▲NFCで本体と接続されるROG KEYSTONE II。初代に比べて割り当てられる動作が増加した点がポイントです

また、SCARのみに搭載された装備が、『ROG KEYSTONE II』。これはNFCで認識されるUSBメモリ的なデバイスで、特定のアプリの起動や特定の動作モード(冷却状態など)の有効化といった、マクロ動作の割り当てが可能。

いわゆる“マクロキーを物理的なデバイスにした”ようなものですが、RGBライティングのようなゲーム用PC的演出を醸し出す、遊び心溢れるアイテムです。II(第2世代)となったことで、昨年モデルに採用された初代に比べて、割り当てられる動作が増加しています。

なお、17インチ版と15インチ版の見分け方は、キーボードのテンキーで行えます(テンキー付きが17インチ)。


ROG Strix 2020
▲17インチ版となるROG Strix G17。キーボードがテンキー付きとなる点を含め、基本的な外見はSCARと共通です

基本モデルとなるROG Strix Gシリーズは、最大リフレッシュレート144Hzに対応したフルHD液晶を搭載するモデル。

バリエーションも豊富で、17インチ版『ROG Strix G17』は3モデルが、15インチ版『ROG Strix G15』は5モデルが用意されます。

G17のGPUには、NVIDIA『GeForce RTX 2070』から『GeForce GTX 1660 Ti』までを採用。CPUにはインテルのの6コア12スレッド対応モデル『Core i7-10750H』を搭載。

RAMは16GBのDDR4-2933、ストレージは512GBのNVMe SSDといった構成です。

ROG Strix 2020
▲こちらは15インチ版のG15。なお液晶パネルは(もちろん)3辺ナローベゼル設計です

G15はモデル数が多いだけあり、選択肢はさらに豊富。GPUではGeForce RTX 2060からGTX 1650 Tiまでが、CPUはCore i7-10750HからCore i5-10300H(4コア8スレッド対応)までが用意されます。

RAMは16GBから8GBのDDR4-2933、ストレージは512GBのNVMe SSD(これは全モデル共通)といった構成となります。

SCARが上位にあるために一見するとベーシックですが、よく見ていくと上位グレードはヘビーなタイトルでもプレイできるだけの性能が確保されているのは、流石ASUSといったところでしょう。

なお、SCARも含めて本体デザインは、BMW Designworks(BMW傘下のデザインスタジオ)とのコラボレーション。これは現行世代でも話題となった施策であり、2020年版でも基本的なデザインを含めて継承されています。


ROG Strix 2020
▲天板側はシリーズ全モデルで共通のデザイン。SCARなど上位では、ロゴがLED付きとなります

このようにROG Strixシリーズは、位置づけこそASUSの中では比較的ベーシックなゲーム向けノートとなりますが、その中身は(グレード間の差が広いものの)かなりの水準。

現行世代ではライバルメーカーを含めたゲーム向けノートPCの中でも定番的モデルとなっていたStrixシリーズですが、2020年モデルの強化度合を見る限り、そうした評価は今世代でも継承されそうです。

関連リンク:ASUS

 
 

TechCrunch 注目記事新型コロナのソーシャルディスタンスを支援するビデオチャットアプリ8選

新型コロナウイルス 関連アップデート[TechCrunch]
関連キーワード: Asus, asus rog, note pc, notebook, personal computing, notepc, laptops, rog strix, news, gear
0シェア
FacebookTwitter