台湾の大手PCメーカーASUS(エイスース)が、14インチフルHD液晶搭載のノートPC『ASUS VivoBook 14 M413DA』を直販限定で発売しました。

本機は重量1.45kg、本体サイズは324.9×215×19.1mm(幅×奥行×厚さ)と「準モバイルノート」と呼べるクラスのモデルですが、特徴はなんといっても、昨今の廉価ノートPCの中でも群を抜くお買い得度の高さです。

価格は税込4万6800円と5万円を切りながら、CPUにはAMDの『Ryzen 3 3250U』を搭載。RAMは8GB、ストレージは256GBのNVMe接続SSD、そして画面も先述のようにフルHD液晶と、一昔前の7万から10万円級のモバイルPCに匹敵する仕様を搭載する点がその理由。

CPUの世代こそ現行の第3世代より古い第2世代で、比較的廉価な2コア4スレッドのRyzen 3シリーズではありますが、総じて税込み5万円+1.5kgを切るモデルとは思えないほどの装備となっており、昨今の価格破壊的ノートPCの中でも頭一つ抜けた存在と呼べます。


▲写真のキーボードは英語(US)配列ですが、実際は日本語(JP)配列となります。Enterキー右手にHomeやEndなどのキーが位置するタイプです

本体価格に比例しがちなバッテリー駆動時間も、公称で約10.1時間(JEITA 2.0測定法)と、こちらも価格としては非常に優秀です。

さらにセキュリティ面なども抜かりはなく、Windows Hello対応の指紋リーダーをタッチパッド部に搭載。画面周りのベゼル(額縁)部もかなりの狭さで、外観的には現行世代ノートPCとして見劣りしません。価格を考えるとさりげなく凄い点と呼べます。

▲拡張端子は左右側面の後部側に集中。Type-Cは左側配置です

ただしさすがにUSB端子は廉価機的な装備に。Type-Cは搭載するものの1基のみ、かつ5Gbps仕様でデータ転送と電源出力のみ(=映像出力なしでUSB PD非対応)という仕様です。またType-A端子も3基のうちUSB 2.0が2基(残り1つのみUSB 3.0)といったように、価格相応な仕様が散見されます。

さらに無線LANもWi-Fi 5(802.11ac)までと、このあたりも上位機種並とはいかない点です。

また隠れた特徴としては、搭載されたWindows 10 Homeが「Sモード」となっている点が挙げられます。これはMicrosoftストアからのアプリのみをインストールできる制限の掛けられたバージョン。

ですが本機の場合は解除(=通常のWindows 10 Homeにする)が可能なため、ペナルティにはなりません。

基本的な仕様に関しては、

  • 本体サイズ……約324.9×215×19.1mm(幅×奥行×厚さ)

  • 本体重量……約1.45kg

  • ディスプレイ……14インチ/16:9、1920×1080(ノングレア処理)

  • CPU……AMD製Ryzen 3 3250U (TDP15W、2コア4スレッド、基本クロック2.6GHz、ブースト時最高3.5GHz)

  • GPU……CPU内蔵(AMD Radeon Graphics)

  • RAM……8GB/DDR4-2400(増設不可)

  • ストレージ......256GB SSD(NVMe/PCI Express 3.0 x2)

  • USB端子......USB Type-C(5Gbps、映像出力および電源入力は非対応)×1、USB Type-A(3.0)×1、USB Type-A(2.0)×2

  • 映像端子……HDMI(フルサイズ)

  • 拡張端子......マイクロSDカードスロット、3.5mmヘッドセットジャック(入出力兼用)

  • Wi-Fi......Wi-Fi 5(802.11ac)

  • Bluetooth......5.0

  • 生体認証機能......Windows Hello対応指紋認証

  • 標準搭載OS......Windows 10 Home 64bit版(Sモード、無償で標準Homeに切替可能)

  • ACアダプタ……専用端子、45W

といったところ。

液晶画面のタイプ(IPSやVA、TNなど)や本体の素材(金属なのかプラスチックなのか)が公開されていない点など若干の不明点はあるものの、総じて仕様を点検しても、USB PD ACアダプタに非対応という点、そしてUSB Type-C経由の映像出力に非対応という点を除けば、大きな弱点と呼べる箇所はほぼなさそうです。


▲本体カラーはシックな『ビスポークブラック』。どこでも似合うスタンダードな色調です

このように本機は、使い方によっては十二分にメインのモバイルノートPCとして使えるほどの実力を備えたモデル。

ここ1年ほどの低価格ノートPCは大手海外メーカーのコストパフォーマンス攻勢などにより大幅な性能向上が目立ってきつつありますが、「モバイルノートPC界の“年末の魔物”」とでも呼べそうな本機は、間違いなくそうした流れを加速しそうな製品でしょう。

Source:ASUS Store販売ページ