日本発売決定、ASUSの2画面ゲームノート「Zephyrus Duo 15」は欲張りなゲーマー・ストリーマー向け

変態っぷりも実用度も磨きが掛かりました

橋本 新義(Shingi Hashimoto)
橋本 新義(Shingi Hashimoto)
2020年07月22日, 午前 11:00 in Asus
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Zephyrus Duo 15

7月22日、大手PCメーカーのASUS(エイスース)が、日本向けに新型のゲーム向けPC群を発表しました。

今回の新製品群は昨今のASUSらしくノートPCに焦点を絞った構成となっていますが、中でも目玉となる製品が、15.6インチ+14インチ画面を搭載する2画面ゲームノートPC『ROG Zephyrus Duo 15』(GX550)。発売日は8月7日で、価格は63万6182円(税別)です。

米国向けは4月に発表、6月発売予定とされていたモデルですが、日本でも比較的間を開けずに発売となります。

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Zephyrus Duo 15
▲キーボード奥側(写真では上側)、本体幅いっぱいに配置された2画面目が特徴。キーボード右側にあるテンキーは、タッチパッドを兼ねる設計です

最大の特徴となるのが、ASUSならではの「キーボード奥側にサブ画面を搭載した2画面ノートPC」である点。言い換えれば、コンシューマー向けノートPCである『ZenBook Duo』シリーズで搭載された2画面設計を、ヘビーゲーマー向けにした仕様とも呼べるモデルです。

一方で本体サイズは360×268×20.9~23.0mm(幅×奥行×厚さ)、質量は約2.5kg。2つのディスプレイのみならず、GeForce RTX 2080 SUPER Max-QやCore i9-10980HKといった高速な基幹パーツを搭載しつつも、ゲーム向けPCでありながら薄さや軽さも重視したZephyrus(ゼフィルス)シリーズならではのサイズ感に納めています。

参考記事:

ASUS「キーボード奥にも画面」ノートがゲーミングに。ROG Zephyrus Duo 15海外発表


Zephyrus Duo 15
▲ゲーマーに向けた変則デュアルディスプレイアピールも怠りません。対応ゲームのプレイやストリーマーにとっては確かに便利そうです

注目の画面仕様ですが、メインは15.6インチの4K(3840×2160)解像度で、タッチ非対応。そしてキーボード奥のサブ画面『ScreenPad+』が14インチ、3840×1100解像度でタッチ対応となります。

なおメイン画面は昨今のゲーム用ノートPCとしては珍しく、メイン画面のリフレッシュレートは60Hzに留まりますが、一方でNVIDIAのG-SYNC技術に対応。

さらに色域は広く、Adobe RGBを100%カバーし、色の正確さではPantone社の認証も受けるという、いわゆる“クリエイター向け”タイプとなっています。このあたりには留意が必要でしょう(なお、海外モデルにはフルHD/300Hzのパネルを搭載した機種もあります)。

また、ZenBook Duoシリーズでのノウハウを活かし、ScreenPad+の実用性自体も強化。一部ゲームタイトルではメイン画面に表示しきれない情報を表示できる設定としても使えるといったように、しっかりと「ゲーム向け」のチューニングもなされています。

ScreenPad+はZenBook Duoシリーズの時点で、Windows 10からは一般的なタッチ機能付きのデュアル画面として認識されることから一定の汎用性があり、なおかつASUS独自のウィンドウ配置ユーティリティなどでの活用も可能でしたが、ASUSは本機の発売を機会にPCゲームメーカーに対するアプローチも進めます。

さらに、外部ディスプレイの接続も、Thunderbolt 3(兼Type-C)×1基とHDMI×1基によりサポート。本体側と合わせて合計4画面を手軽に実現可能です。


Zephyrus Duo 15
▲ZenBook Duoシリーズにもない特徴となるのが、このAAS+。なお、前身となるAAS(無印)は、初代Zephyrusなどに搭載された“液晶面を開けると、底面側のフラップが開いて冷却性能を上げる”設計です

そしてもう一つのメカ的な特徴が、セカンドディスプレイの視認性と冷却能力を両立する機構『AAS+』(Active Aerodynamic System Plus)です。

これは、専用に設計された特殊ヒンジにより、本体を開くと同時にセカンドディスプレイの奥側が“持ち上がり”、キーボード面に対して13度斜めになって画面を見やすくします。

同時に本体との隙間に空気の流れるスペースを作り、ScreenPad+の底側に配置された冷却ファンより吸気することで、エアフロー(空気流量)を増加。冷却性能を高めるという構造です。

Zephyrus Duo 15
▲液晶面を開いた状態で、側面から見た状態。AAS+の展開状態がよくわかります。これだけ角度が付けば、2画面目の見やすさはかなり良好に。冷却性能向上だけではない、一石二鳥な設計です

ASUS側はこうした構造により、AAS非搭載の場合と比較してエアフロー(空気の流量)増加は30%にも上るとアピールします。

Zephyrus Duo 15
▲昨今のゲーム向けノートにおいて実動性能を決めるのは、冷却機構の総合性能。本機でも最先端の機構部品が数多く導入されています

もちろんこうした構造も、冷却機構自体が弱ければ意味がないことから、当然重装備。2基のファンは12V駆動でブレード数は83枚。4カ所に設けられたヒートシンクのフィンは252枚にもなる構造など、非常にコストの掛かった構造です。

さらに、GPUとCPUとの接続も、液体金属ベースの熱伝導材(CPU側に採用)による熱伝導効率アップや5本のヒートパイプによる熱拡散性能アップなどで、高性能ながら発熱も非常に多いパーツの安定動作を支えます。


Zephyrus Duo 15
▲基本性能はゲーム向けモデルとして見てもかなりの上位。とくにGPUは(Max-Q版とはいえ)ノートPC向けで実質最上位のRTX 2080 SUPERです

なお、冒頭で軽く紹介しましたが、基本性能も当然ながらゲーム向けモデルとして第一線級です。

まず重要なGPUには、NVIDIAの『GeForce RTX 2080 SUPER Max-Q』を搭載。

薄型ノートPC向けのMax-Q(=発熱と消費電力とのバランスを重視し、無印に比べて動作クロックを押さえた)仕様のために絶対的な性能こそ無印版より抑えられてはいますが、現行世代でのノートPC向けとしては最上位となるRTX 2080 SUPERに属するモデルだけあり、いわゆる“重い”設定のゲームタイトルでも余裕ある速度を発揮します。

そしてCPUには、インテルの性能重視ノートPC向けとして最上位グレードとなる『Core i9-10980HK』を搭載。インテルの第10世代CPUのうち“Comet Lake-H”の最上位に属するこのCPUにより、TDP(消費電力と発熱の目安となる数値)45Wで8コア16スレッド対応、基本クロック2.4GHz、ターボ時最高5.3GHzといった性能で、GPUを支えます。

RAMに関しては標準で32GBを確保し、速度はDDR4-3200。ストレージは2TBものNVMe SSD(もちろんPCI Express接続です)を1TB×2枚のRAID 0構成で搭載と、これらも非常に高いレベルです。

なお、公称バッテリー駆動時間は公称(JEITA 2.0測定)で約4.8時間。当然ながら負荷が非常に軽い状態での値ですが、ヘビーなゲーム向け機種としては水準以上です。


Zephyrus Duo 15
▲天板側には、ROGシリーズロゴと斜めラインをあしらったデザインに。LEDドット表示で話題を呼んだ『Zephyrus G14』とも近い意匠です

このようにROG Zephyrus Duo 15日本版は、ASUSならではの変則2画面ノートPCをベースに、ゲーム向けPCとして第一線級と呼べる性能を保ちつつ、2画面ならではの便利さや冷却性能といった点までも追求し、さらに底面積や重量といった点も攻めた高性能ノートPCです(4K解像度とはいえ、メイン画面のリフレッシュレートは残念なところですが)。

そうした特徴に合わせて、キャッチコピーも「創造性と生産性が融合する、新たなゲーミング世界へ」という、ゲーム向けノートPCとしては一見不思議なフレーズが並ぶもの。しかし特徴を見ていくと、このフレーズがピッタリくるモデルであることがお分かりいただけるかと思います。

ノートPCでも絶好調の、そしてチャレンジ精神を忘れないASUSという姿勢が結集したような“欲張り度の高い”本機は、刺さるゲーマーやストリーマーには唯一無二とも呼べるほど深く刺さるモデル。間違いなく注目の製品と呼べるでしょう。

関連リンク:ASUS

 
 

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