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KDDIの高橋誠社長は、au 5Gの人口カバー率を2021年度末までに90%に引き上げると発表しました。

エリアの拡大は、遠くへ飛びにくい5G向けの新周波数(3.7GHz帯・28GHz帯)に加えて、現在4Gで利用している既存周波数の一部を5Gに転用することで実現します。

転用するのは、3.5GHz帯・2.1GHz帯・1.7GHz帯・700MHz帯です。4Gと5Gで周波数を共用できるDSS(ダイナミック・スペクトラム・シェアリング)技術を使い、4Gサービスを維持したまま、5Gサービスを同時に展開します。

なお、既存周波数を用いた5Gは、電波の帯域が増えるわけではないため、5Gに転用したからといって通信速度の向上は見込めません。そのため、ピクト表示が5Gに変わるだけの『なんちゃって5G』との指摘や、『消費者に有利誤認を招く』との指摘もあります。

これについてKDDIは、5G化で遅延が低減するメリットを挙げました。また、エリアマップでは既存周波数と新規周波数を明確に区別することで、消費者の有利誤認を招かないよう配慮するといいます。

なお、4G周波数の転用に伴う、既存4Gユーザーの通信速度等への影響については『4Gの周波数の一部を5Gと共用するかたちなので、他の周波数帯でカバーできる』として、影響はほとんどないとの認識を示しました。

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