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PCやスマートフォンをはじめ、Switchなどのコンシューマーゲーム機や各種家電など、Wi-Fiに対応した機器がどんどん増えています。そうした機器をフルに活用するにはWi-Fi環境が必要になります。しかし、自宅でWi-Fi環境を構築していても、場所によって電波が弱くて接続が途切れがちだったり、通信速度が大きく低下してしまうといった不満がある方も多いのではないでしょうか。

そうした不満を解決する方法は大きく分けて3つあります。1つは無線LANルーターをより電波出力が大きいハイパワータイプに交換する方法で、もう1つは無線LAN中継機を使う方法、そして3つめがメッシュWi-Fiを構築する方法です。それぞれ一長一短がありますが、4LDK以上の2階建てなどで、どの部屋からでも快適にWi-Fiを利用するためには、メッシュWi-Fiを構築する方法がベストです。

メッシュWi-Fiとは、メインとなる無線LANルーターの他にサテライトと呼ばれる専用中継機を使うことで、網の目(メッシュ)のような大きなWi-Fiネットワークを構築する方法です。メインルーターとサテライトが相互に電波を送信し合うことで、どの場所からでも快適にWi-Fiを利用できます。サテライトが1台でもメッシュWi-Fiを構築できますが、2台以上のサテライトを使えば、さらに安定したWi-Fi環境を実現できます。もともと業務用途で使われてきた技術ですが、3~4年前からコンシューマーをターゲットにしたメッシュWi-Fi対応無線LANルーターが登場してきました。当初はやや値段が高かったのですが、最近は価格的にも買いやすくなっています。

メッシュWi-Fi対応無線LANルーター(Amazon)

メッシュWi-Fi対応無線LANルーターを選ぶ際のポイントは、対応無線LAN規格と、対応バンド数の2点です。

対応無線LAN規格というのは、IEEE 802.11axやIEEE 802.11acなどが正式名称ですが、それぞれ分かりやすくWi-Fi 6やWi-Fi 5と呼ばれるようになりました。最新がWi-Fi 6なので、速度重視ならWi-Fi 6対応製品がおすすめです。

対応バンド数は、対応周波数帯とは少し異なるので注意が必要です。たとえば、Wi-Fi 5では2.4GHz帯と5GHz帯の両方の周波数帯を利用していますが、2.4GHz帯はバンドが1つしかありませんが、5GHz帯はW52/W53とW56の2つのバンドがあります。そこで、2.4GHz帯のバンド1つと5GHz帯の1つのバンドに対応した製品をデュアルバンド対応、2.4GHz帯のバンド1つと5GHz帯の2つのバンドに対応した製品をトライバンド対応と呼びます。

メッシュWi-Fiでは、PCやスマホなどのクライアントと無線LANルーターあるいはサテライトとの通信以外に、ルーターやサテライト同士によるメッシュネットワーク内の通信(バックホール通信)が行なわれます。その際、トライバンド対応製品なら、クライアントとの接続とは別の周波数帯を利用できるので通信速度が低下しないというメリットがあります。Wi-Fiネットワークに接続する機器が多い場合は、トライバンド対応製品がおすすめです。

今回は、おすすめのメッシュWi-Fi対応無線LANルーター5製品を紹介します。


バッファロー AirStation connect WRM-D2133HP/E2S

サテライト2台付属で4LDKまで余裕でカバー

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バッファロー AirStation connect WRM-D2133HP/E2Sは、サテライトが2台付属するメッシュWi-Fi対応無線LANルーターです。親機とサテライトは大きく異なる形状をしています。

無線LAN規格はWi-Fi 5に対応しており、合計で最大2200Mbps(1733Mbps+400Mbps)での通信が可能です。デュアルバンド対応ですが、エリアは4LDK(120平方メートルまで)をカバーし、推奨接続端末数は15台までとされていますので、通常の家庭なら十分でしょう。専用スマホアプリによって、サテライトを設置する最適な場所を示してくれますので、メッシュWi-Fiの利点を最大限に活かすことができます。広い家にお住みの方で、たくさんの機器を接続したいという人におすすめです。

Amazonでの販売価格は約2万2000円で、サテライトが2台付属する製品としてはリーズナブルです。

バッファロー AirStation connect WRM-D2133HP/E2S(Amazon)


TP-LINK Deco M9 Plus(3-pack)

トライバンド対応で100台以上の端末を接続できる

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TP-LINK Deco M9 Plus(3-pack)は、サテライトが2台付属するメッシュWi-Fi対応無線LANルーターで、親機とサテライトはほぼ同じ形状になっています。

無線LAN規格はWi-Fi 5対応ですが、トライバンド対応(867Mbps+867Mbps+400Mbps)なので、バックホール通信が高速なことが利点です。最大600平方メートルという広いカバーエリアを誇り、100台以上の端末を接続することができます。初期設定も専用スマホアプリ「Decoアプリ」によって簡単に行なえ、接続中の端末の状況もすぐにわかります。Decoアプリを使えば、ユーザーごとのフィルタリング設定やインターネット利用時間制限も可能です。

家族の人数が多く、同時接続台数が多いというご家庭におすすめします。Amazonでの販売価格は約2万8000円です。

TP-LINK Deco M9 Plus(3-pack)(Amazon)


ASUS ZenWiFi AC(CT8) 2パック

トライバンド対応で低価格

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ASUS ZenWiFi AC(CT8) 2パックは、サテライトが1台付属するメッシュWi-Fi対応無線LANルーターで、親機とサテライトがほぼ同じ形状になっています。

無線LAN規格はWi-Fi 5対応で、トライバンド(1734Mbps+867bps+400Mbps)にも対応しています。合計で最大3000Mbpsでの通信が可能で、最大251平方メートル、3部屋以上をカバーします。推奨接続台数は48台となっていますので、まず足りなくなることはないでしょう。専用スマホアプリ「ASUS Router」を使うことで、初期設定やデバイス管理などを簡単に行なえます。

Amazonでの販売価格は約1万6000円と低価格。必要にして十分な機能を備えた製品ですので、3LDKのマンションやアパートにお住まいの方や初めてメッシュWi-Fi対応無線LANルーターを買う方にもおすすめです。

ASUS ZenWiFi AC(CT8) 2パック(Amazon)


TP-Link Deco X90 2ユニット

Wi-Fi 6とトライバンド対応の高性能モデル

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TP-LINK Deco X90 2ユニットは、サテライトが1台付属するメッシュWi-Fi対応無線LANルーターで、親機とサテライトがほぼ同じ形状になっています。

無線LAN規格は最新のWi-Fi 6対応で、トライバンド(4804Mbps+1201Mbps+574Mbps)にも対応しているため、合計で6600Mbpsという高速通信を実現できます。有線LANポートも2,5Gbps対応で、FTTHなどの高速なインターネット環境をフルに活かすことができます。帯域が広く、200台の端末を繋いでも大丈夫だとされています。初期設定も専用スマホアプリ「Decoアプリ」を使うだけで簡単に行なえます。

サテライトは単品でも販売されていますので、サテライト1台ではカバーできない場合は、追加するといいでしょう。Wi-Fi 6対応端末を多数利用していて、性能と安定性を追求したいという方におすすめします。Amazonでの販売価格は約5万円です。

TP-Link Deco X90 2ユニット(Amazon)


NETGEAR Orbi WiFi 6 Mini RBK752

Wi-Fi 6&トライバンド対応で高速通信を実現

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NETGEAR Orbi WiFi 6 Mini RBK752は、サテライトが1台付属するメッシュWi-Fi対応無線LANルーターで、親機とサテライトがほぼ同じ形状になっています。

無線LAN規格は最新のWi-Fi 6対応で、トライバンド(2402Mbps+1201Mbps+574Mbps)にも対応しているため、バックホール通信も含めた合計通信速度は4200Mbpsになります。サテライト1台利用時のカバーエリアは350平方メートルです。親機に3ポート、サテライトに2ポートのLANポートを搭載していることも特徴で、メディアコンバーターとしても利用できます。

これまでWi-Fi 5対応の無線LANルーターを利用していて速度に不満が出てきた方、Wi-Fi 6対応端末を多数利用していて性能と安定性が高い無線LANルーターが欲しいという方におすすめします。Amazonでの販売価格は約5万円です。

NETGEAR Orbi WiFi 6 Mini RBK752(Amazon)


記事中の製品はEngadget日本版チームが推奨しているものです。販売情報は記事執筆時点のもので、価格や在庫状況は常に変化しています。

メッシュWi-Fi対応無線LANルーター(Amazon)