ライブ配信に抜群の威力。ペルチェ搭載ファンなどBlack Shark製汎用周辺機器を試す(山根博士)

光るモバイルバッテリーなど、変態アクセサリ3種を使ってみました

山根博士 (Yasuhiro Yamane)
山根博士 (Yasuhiro Yamane), @hkyamane
2020年07月30日, 午後 05:15 in mobile
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超ハイスペックな性能に派手なライティングデザインで独自の世界観を提供するゲーミングPCと同様に、ゲームに特化したゲーミングスマートフォンも、一般的なスマートフォンにはない魅力でファンを増やしています。

市場の拡大に合わせてスマートフォンの種類も増えており、ASUSのROG Phoneシリーズやシャオミ傘下のBlack Shark、さらに日本でも地道に製品を出し続けているNubiaのRed Magicなど、確立されたブランドも増えています。

中でもBlack Sharkは、初代モデルを2018年に発売して以降、新興メーカーながらもハイスペックなゲーミングスマートフォンを約半年おきに出し続けており、注目ブランドとなっています。

最新モデル「Black Shark 3 Pro」は、Snapdragon 865に7.1インチ3120x1440ピクセルディスプレイを搭載し、本体側面のスイッチ一つでゲームモードに入るなど、スマートフォンの枠を超えて、モバイルゲーム機の最高峰を目指すモデルです。

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さて、各社のゲーミングスマートフォンは空冷ファンやゲームパッドなど、さまざまなアクセサリも用意されています。LEDライトを内蔵し、装着したスマートフォン本体に合わせて光るものもあるなど、ゲーミングデバイスらしい仕上げになっていることも特徴です。

Black Sharkもこれまで製品ごとに専用ゲームパッドなどが発売されましたが、現在販売されているアクセサリはBlack Shark専用ではなく他のスマートフォンでも利用できます。そしてこれらが、かなり面白いのです。

汎用品として販売されているアクセサリは、モバイルバッテリー「Black Shark Dual Fast Charge Power Bank」、冷却ファン「Black Shark FunCooler Pro」、そして3.5ミリヘッドフォンジャック変換コネクタ「Black Shark Audio Quick Charge 2-in-1 Adapter」の3種類です。

デザインはBlack Sharkに合わせたブラック&グリーンを基調としていますが、モバイルバッテリーはデザイン面以外は一般的な製品と変わりません。そしてファンと変換コネクタは、収縮するクリップでスマートフォン本体を挟む構造なので、他の機種でも利用できます。

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機種ごとの専用品ではなく汎用タイプとしたのは、半年ごとに投入される新機種でも既存のアクセサリを使えるようにと考えたためでしょう。

また、iPhoneやGalaxyユーザーにも使ってもらうことで、Black Sharkシリーズのファンを増やし、ゆくゆくは買い替え時にBlack Sharkの新モデルを選んでもらう意図もありそうです。

筆者もBlack Sharkは持っていませんが、これら3つのアクセサリを購入してみました。

Black Shark Dual Fast Charge Power Bank

本製品は、容量10000mAhのモバイルバッテリー。メタリックな外観をしていますが、実はプラスチック製で、重量も233gと軽量。手に持ってみると見た目ほどの高級感は得られないものの、机の上に置いてスマートフォンを充電するときは大きな存在感を示してくれます。

Black Shark公式ストアでの価格は32.9ユーロ(約4000円)です。

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▲表面には緑の電源ボタンと、中央にインジケータランプを搭載

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▲裏面は機能性のものは無し。Xの字をモチーフにしたデザインがわかりやすく表現されている

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▲USB端子は、Type-C(入力、出力兼用)とType-A端子x2を備えます。Type-C端子は入力が18Wの急速充電対応、出力は最大18WでQC3.0とPDに対応します

充電中は本体中央のランプが緑に点灯し、使用開始時にもランプが数秒点灯します。筆者は45WのPD対応モバイルバッテリーを所有しており、ノートPCと兼用で充電用に使っていますが、こちらのバッテリーは外装が金属製。スマートフォンと重ねると傷をつけてしまいそうで、あまり持ち歩いていませんでした。

最近ではモバイルバッテリーを使ってノートPCを充電する機会もあまりないため、このDual Fast Charge Power Bankを持ち歩くようになりました。筆者のノートPCの充電はできないものの、困ることはありません。

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Black Shark FunCooler Pro

ネタ用として買ってみたものの、意外と重宝しているのがこの空冷ファン。毎分6200回転するファンを備え、さらにペルチェ素子でも冷却する本格的なものです。

USB Type-C端子を搭載しており、外部から給電して使用します。もちろんBlack Shark Dual Fast Charge Power Bankと併用すれば、デザイン面での統一性も図れます。

公式ストア価格は39ユーロ(約4800円)です。

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▲スマートフォンを挟むクリップはバネ式で、67mmから78mm幅のスマートフォンに対応。最近の大型スマートフォンでも問題なく使えそう

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▲USBケーブルを取り付けたファンをスマートフォンに取り付けて、電源を入れるとすぐに冷却が始まります

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▲動作中は12個のLEDライトにより美しく光ります。アプリを使うと34種のカスタマイズされた点灯パターンを選ぶことも可能

なお、電源投入後1分でクーラーの背面は14度になるとのこと。ファンを外して電源を入れて回転させると、確かに1分もしないうちにファンの裏面がうっすらと結露します。ペルチェ素子の威力は絶大です。

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筆者はモバイルゲームを利用する以外に、空冷ファンを必要とすることはないと思っていました。ところが最近、ライブ配信をGalaxy S20を使ってしているのですが、アプリによっては長時間配信をしていると本体が熱を持ってしまい、結果として強制終了してしまうことがよくありました。

またビデオ撮影時も(おそらく8Kで長時間)ときたま熱によりカメラが終了してしまうのです。

そこで長時間のライブ配信時にこのFunCooler Proを取り付けて、実際にどれくらい効果があるのか検証してみました。

サーモグラフィーカメラで測った結果は次の通り。まずは、Galaxy S20を普通に使っている時の温度。カメラ付近の3か所の温度は約29度です。

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下の写真は、ライブ配信を1時間行った後の結果。カメラ周りの温度は38度から39度と、平常時より10度程度上がっていることが分かります。さらにライブ配信を続けるともっと温度が上がってしまうのでしょうね。

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続いて、FunCooler Proを背面の中央に取り付けてみました。暗いところがファンが直接接触しているエリアです。この状態で1時間ライブ配信を行いましたが、カメラのすぐ横は30.1度と温度上昇は1度弱。ファンに近い側の2か所は26度台と、平常時より冷えています。

見事に冷却の威力が実証された格好です。

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暗いところがファンが直接接触しているエリア

なお、FunCooler Proは温度計とBluetoothを内蔵しており、専用アプリを入れるとクーラー背面の温度を設定することもできます。しかし、そこまでしなくても電源のON/OFFだけでも十分役に立つと思われます(ただし前述したように、LEDの点滅パターンもカスタマイズしたいならアプリは必要です)。

Black Shark Audio Quick Charge 2-in-1 Adapter

USB Type-Cから3.5mmイヤホンジャックに変換するアダプターです。電源用のType-C端子も備えるので、充電しながらヘッドホンを使うことができます。公式ストア価格は39.9ユーロ(約4900円)。

この手のアダプタは1000円程度でもケーブル状のものが販売されていますが、ヘッドホンを接続するとケーブルに負荷がかかり、端子の根元から断線してしまうことがよくありました。またサイズが小さいので、何度か紛失もしています。

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本モデルはスマートフォン本体背面にマグネットかクリップで固定するのでケーブルが断線する心配もありません。背面が金属のスマートフォンや、金属製のケースを付けているときはそのまま貼り付け可能。非金属の場合はクリップを取り付け、そのクリップにアダプタを貼り付けます。

クリップサイズはFunCooler Proと同等の67-78mmです。

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スマートフォンの底面からType-Cケーブルが(いわゆるL字コネクタで)90度曲がり背面に伸びるので、端子付近でケーブルが絡まることもありません。長時間ヘッドホンを使うときも充電しながら使えるので、スマートフォンの電池切れも防ぐことができそうです。

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筆者はこのアダプタをやはりライブ配信時に使っています。30分程度の配信ならこちらを使うなど、FunCooler Proと使い分けている状態です。

自宅でライブ配信を行うときはアダプタを付けたままのスマートフォンを三脚に挟んで使っています。

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このように、これら3種のアクセサリはBlack Shark以外にも使え、しかも最近流行りのライブ配信にも便利な存在です。

日本でもBlack Sharkのスマートフォンは販売されていますが、これらのアクセサリもぜひ国内で販売してほしいものです。


 
 

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