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スクウェア・エニックスが2021年2月26日に発売予定のNintendo Switch向けRPG、「ブレイブリー」シリーズの最新作である「ブレイブリーデフォルトII」。その体験版である「Final Demo」が配信されています。

「Final Demo」では本作の「第1章」の始まりから中盤までのストーリーを、序盤に手に入るジョブやアイテムを所持した状態でプレイすることができます。5時間という時間制限はありますが、渇水の国サヴァロンを舞台としたストーリーの一部や、これから紹介する奥深いバトルを楽しめる内容となっています。

筆者はシリーズ未経験ですが、前作とは繋がりのない完全新作ということでプレイしてみました。スクエニのRPGなので、「ポーション」のようなアイテムや「ブリザト」などの魔法の名前はファイナルファンタジーと共通する部分もあり、取っつきやすくサクサクプレイすることができました。

ブレイブリーデフォルトII(Amazon)

ブレイブリーデフォルトII(Rakuten)

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▲体験版ではパーティメンバーがそろっている他、アイテムをいくつか持った状態でスタートします

■イベントシーンはフルボイス。街のグラフィックは美麗

プレイを初めてまず目を引くのがグラフィック。砂漠を舞台にしているのでフィールドのグラフィックは映えませんが、最初に訪れるサヴァロンは建物やオブジェクトのスケールが大きく描かれており、温かみのある絵柄と合わせて魅力的です。

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▲体験版の舞台、サヴァロンは砂漠の国ですが、「水のクリスタル」の影響で水で溢れています

また、イベントもフルボイスで、キャラクターの表情も変化するなど、演出面も細かい部分に拘りを感じることができ好印象。ただ、キャラクターのグラフィックは、ちょっと頭が大きく感じられ、好き嫌いが分かれる点に思えます。

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▲イベントシーンではキャラクターの表情はもちろん、目の動きなど細かい部分も変化します

また、フィールドやダンジョンのグラフィックも美麗なのですが、シンボルエンカウント周りでちょっとした不満が……。ミニマップを拡大すると敵が見えなくなったり、背景色と被って敵が見辛かったりすつため、戦闘を避けたい場面にもかかわらず交戦してしまうことがあったのでそこは改善して欲しいと感じました。

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▲ダンジョン内のグラフィックは雰囲気があっていい感じです

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▲本作はシンボルエンカウント。敵は基本的にこちらに向かってきますが、自分より弱い敵は逃げていきます

■バトルでは「ブレイブ」と「デフォルト」が鍵

さて、本作の特徴となっているのがバトルシステム。本作はよくあるターン制RPGをベースとしていますが、「ブレイブ」と「デフォルト」という一度に行える行動数を増やせる2つのシステムの存在が戦略性を高めています。

ブレイブではBP(ブレイブポイント)を消費することで1ターンでの行動回数を増やすことが可能。1ターン内で最大4回行動することができる攻撃的な行動です。一方のデフォルトは防御的な行動で、そのターンに受けるダメージを抑えつつBPをチャージすることができます。デフォルトを行なうことでBPは最大3溜めることができる他、BPの前借をすることも可能です。また、BPを前借した場合、BPはマイナスになり、0に戻るまで行動ができなくなってしまうので注意が必要です。

このシステムを使いこなすことで、連続攻撃や、補助技で自分を強化してから攻撃技を放つといったコンボを行なうこともできます。

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▲ブレイブではBPを前借りして1ターンに何度も攻撃することもできます

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▲デフォルトは守備的な行動。BPをチャージしつつ被ダメージを下げれます

敵モンスターもブレイブとデフォルトを使用してくるため、システムに慣れるまでは雑魚的にも苦戦を強いられることになります。筆者は雑魚にも何回か殺されましたが、特に苦戦したのはボス戦。全体攻撃を連続で食らったり、バフ技を連打されそこから一気に押し切られたりと散々な目にあわされました。

プレイしているうちに分かってくるのがデフォルトの重要さ。被ダメージを軽減してくれるので、とりあえずで安定をとることができますし、敵のラッシュに対しては回復役のBPを増やしておくことで、危機的な状況でも切り抜けることができるようになります。強敵相手には防御からの反撃が基本的な攻略になりそうです。一方で、RPGではよくある経験値やアイテム稼ぎのための雑魚狩りは、BPの前借りでサクサク終わりそうです。

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▲回復役のBPをキープしておけばピンチの際のリカバリーが楽になります

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▲ボスや強敵は特定の行動に対してカウンターをしかけてきます

■パーティ編成を奥深くするジョブシステム

本作のもう一つの特徴が自由度の高い「ジョブ」システムです。本作では、ジョブごとに使用できるアビリティが異なっており、キャラクターごとにメインジョブとサブジョブを設定することができます。新たなアビリティは キャラクターのレベルとは別に存在するジョブレベルをあげることで習得することができ、これが主要な育成要素となっているようです。

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▲ジョブはフィールドならいつでも変更可能です。また、キャラクターの見た目はメインジョブで変わります

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▲ブレイブとデフォルトだけでなく、敵を弱点の武器や属性で攻撃することも重要です

本体験版では、最初から回復魔法を使用する「白魔導士」、攻撃魔法の「黒魔導士」、盾役も攻撃役もできる「ヴァンガード」、近接攻撃が得意な「モンク」と、器用な「すっぴん」のジョブが使用可能で、ストーリーを進めることで味方全体にバフをかけられる「吟遊詩人」と、モンスターを使役できる「魔獣使い」が使用可能となります。

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▲最初から使用できるヴァンガード。盾役になってくれるので回復役と並んでパーティにとって重要なジョブです

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▲途中から使用できる魔獣使い。モンスターのを捕獲して使役することができます

また、ジョブにはアビリティを一定回数使用すると発動できる固有の必殺技も存在します。必殺技は敵単体に大ダメージを与えたり、味方全員を回復するだけでなく、味方にバフをもたらすので、BPの状況と合わせてベストなタイミングで使用したいところです。

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▲必殺技には専用演出が入り、BGMも変わります

ジョブがメインとサブの組み合わせは自由で、同じジョブのキャラクターがいてもOKなので、パーティ編成の幅はかなり広いです。自分のプレイスタイルに合ったジョブの組み合わせを探したり、出現するモンスターの種類や、強敵に対して有効なジョブを選択し挑んだりすることもできます。それ以外にも、好きなキャラクターのイメージに合ったジョブを設定したり、「全員白魔導士」のような縛りプレイもすることも可能です。このように、ジョブのシステムは本作の遊び方の幅も広げている印象です。

■クリア後にはちょっとしたおまけ要素も……

体験版で遊べる範囲のストーリーをクリアすると、ちょっとしたおまけ要素を遊ぶことができます。こちらはプレイして確かめてみてください。本体験版は難易度はそれなりに高く、考えてプレイしないと厳しいですが、クリアまでの時間はそこまでかかりません。筆者は2時間50分弱でクリアできたので、気軽にダウンロードしてみてください。

体験版をプレイした限りでは、本作は王道のRPGに、BP周りのシステムや、ジョブシステムといった要素を加えることで、独自の戦略的な面白さを持ったゲームになっていると感じました。製品版にも期待できそうです。

関連リンク:ブレイブリーデフォルトII

ブレイブリーデフォルトII(Amazon)

ブレイブリーデフォルトII(Rakuten)

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