世界的なチップ不足の影響により、キヤノンが半導体(メモリ、チップ)を搭載していないオフィス複合機向けのトナーを出荷しいていることが、海外メディア(The Register, USA Today)によって報じられ話題となっています。

プリンターや複合機の消耗品となるインクカートリッジやトナーには、チップが内蔵されています。このチップはインクやトナーの残量を管理したり、あるいはサードパーティーが製造するコピー品との見分けをつけるなど、さまざまな役割を担っています。

キヤノンはすでに2021年12月の時点で日本向けのプレスリリースにて、一部複合機向けのトナーに半導体を搭載せずに出荷することを案内していました(対象機種一覧はこちらのサポートページから)。

なぜこのような状況になったのかといえば、世界的に問題となっている半導体不足が原因としてあげられています。半導体不足はスマートフォンからゲーム機まで幅広く影響を与えており、メーカーは需要がありながらも生産を減らさざるを得ない状況となっています。

キヤノンによれば、半導体を搭載していないトナーでは印刷品位に影響はないものの、トナー残量が正しく表示できないなどの問題が発生するとのこと。エラーメッセージの対処方法なども公開されており、期せずしてチップ非搭載のサードパーティー製の対処法を解説しているような形になっています。半導体の製造量は一朝一夕には増やせないものですが、それでも一日も早い問題の解決を待ちたいものです。

Source: Canon 1, 2