中国CATL、新型EVバッテリーの製品寿命100万マイル以上を主張。テスラとの提携を強化

数年後には中古EVでもよく走るようになる?

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年06月9日, 午後 02:30 in transportation
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picture alliance via Getty Images

中国の電池メーカーAmperex Technology Co. Ltd.(CATL)が、電気自動車を124万マイル(約200万km)走らせられる長寿命なバッテリーを生産する準備が整ったと述べています。現在の電気自動車に搭載されるバッテリーは、テスラの場合で約15万マイル(約24万km)または8年、アウディe-tronや日産リーフの場合は10万マイルまたは8年が保証値とされています。またEV用バッテリーの寿命は約20万マイルとされています。

CATLの主張(124万マイル or 16年)が本当なら、近い将来、バッテリーの経年劣化を気にせず長期間乗れるEVが登場する可能性が出てきます。

CATL会長のZeng Yuqun氏は「注文をいただければそれを生産する準備ができています」と述べています。ただし、この長寿命バッテリーはCATLがすでに供給しているEV用バッテリーよりも1割ほど高価になると付け加えました。なおZeng氏はすでに長寿命バッテリーの搭載を決めた自動車メーカーがいるのかは明らかにしていません。

テスラは、2019年に長寿命バッテリーを開発中だと述べており、この5月14日にはCATLとともに100万マイル以上の走行が可能な自社用バッテリーを開発したと報道されています。CATLは2020年2月にテスラModel 3向けに2年間のバッテリー供給契約を結んでいます。

Zeng氏はCATLがBMWのEVの70%にもバッテリーを供給するとBloombergに述べています。CATLは早くからドイツで工場を建設し、BMWのほかフォルクスワーゲン、ダイムラー、グループPSAとも関係を築いています。BBCはこのほかトヨタ、ホンダ、ボルボ、ポルシェなどもCATLのクライアントリストに載っていると紹介しています。

電気自動車のなかでも高価な部品です。それが124万マイル、約200万kmも使えるのであれば、日本で言う過走行な電気自動車の中古車でも、少なくともバッテリーに関しては心配なく購入できるようになるかもしれません。

ちなみにテスラに関して言えば、米国ではパナソニックやLGがバッテリー供給のために提携しており、1~3月に販売されたテスラ車の14%にLGが、残りにパナソニックが供給しています。LGはテスラへの供給により、5月の世界のEV用バッテリー生産で首位に立ち、一方で2位になったパナソニックはEVバッテリー事業の黒字化に苦労していると伝えられています

source:Bloomberg

 
 

 

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