CD Projekt Red
CD Projekt Red

『Cyberpunk 2077』に期待していたのは世界のゲーマーだけではありません。投資家もまた、投資に見合う利益を得ることに大きな期待をしていたはずです。しかし、できあがった製品の期待外れの完成度はすでに方々で伝えられたとおり。そして、米国では12月24日、投資家のAndrew Trampe氏はロサンゼルス連邦裁判所に対し、CD Projektおよび経営陣を「誤解を招く虚偽の誇大宣伝によって投資家から資金をだまし取った」「実質的に未完成であることを隠して」として訴訟を起こしました。

訴えによると、映画俳優キアヌ・リーブスを重要なキャラクターとして起用し、800万人が予約購入したゲームについて、ポーランドのワルシャワに拠点を置くCD Projektは、2020年1月には「すでに完成してプレイ可能」だと述べたものの、数回にわたって発売を延期、12月にようやく出荷され発売になったものの、「膨大な数のバグ」を含んでいることがすぐにわかり、その開発体制は明らかにいい加減なものだったとしています。

あまりのバグの多さに批判の声が高まった結果、PlayStationのソニーとXboxのマイクロソフトはそれぞれのオンラインストアを通じてゲームを購入したプレイヤーたちに払い戻しの対応を開始、ソニーはオンラインストアから『Cyberpunk 2077』を削除する措置を講じるに至っています。

Trampe氏が起こしたこの訴訟では「事業の見通しと運営に関する被告の発言は実質的に虚偽で誤解を招くものであり、関連するすべての時点で合理的な根拠を欠いていた」としています。そしてすべての同じ立場の投資家を含めて集団訴訟にすることを認めるよう裁判所に求めました。

Reutersは12月20日までに『Cyberpunk 2077』の全世界販売本数が1300万本にのぼったと伝え、すでに長期にわたる開発費用と宣伝費用を回収したと伝えました。またCD Projektの株価はこのゲームの発売前に比べておよそ38%下落しています。

source:New York Times
via:NBC News