Spotify
Spotify

音楽ストリーミングサービスのSpotifyが今年後半にも”一部市場において”Spotufy HiFiサービスを開始することを明らかにしました。Spotify HiFiで配信される音楽データはCD品質のロスレスオーディオ形式になります。

そもそも320kbpsでもカジュアルに音楽を聴くのであれば十分に高音質と言えますが、さすがに高級オーディオや高性能なヘッドホンなどでじっくりと鑑賞すると、どうしても”アラ"が気になる場合もありえます。

そうした人をターゲットに、海外ではTIDAL、国内でもDeezer HiFi、Amazon Music HD、mora qualitasといったサービスは、CDと同じ1411kbpsからそれ以上のハイレゾ級の品質で音楽を配信しています。

一方、世界最大の音楽ストリーミングサービスSpotifyはこれまで、不可逆圧縮形式で最大ビットレートは320kbpsまでというごく普通のクオリティでした。

Spotifyは人気シンガーのビリー・アイリッシュと兄のフィネアス・オコネルをフィーチャーしたSpotify HiFiの紹介動画を公開しています。そのなかでビリーは「高品質のオーディオにはより多くの情報が含まれます。でも、それは優れたサウンドシステムがないと感じ取れないかもしれません。私たち音楽の作り手としては、作り込んだすべてを聴いてもらいたいので、それ(高品質さ)は重要なことです」と述べています。さらに「皆が、私たちの音楽に時間をかけて、本当に高品質な環境で聞いてもらえたら、意図したすべてを感じ取ってもらえると思うので、そうなればうれしい」とフィネアスが続けました。

上に紹介したように、CD品質以上の高音質な音楽ストリーミングサービスはすでに複数あり、この点に関してSpotifyは先駆者ではありません。しかし、その圧倒的なユーザー数を考えると、他のサービスとは桁違いに多くの音楽好きたちが恩恵を受けることになるはずです。

Spotifyは、CDロスレス品質のSpotify HiFiを世界のできるだけ多くのユーザーに選んでもらうため「世界でも著名なスピーカーメーカー数社と協力」することも発表しました。また、世界85の新しい市場でサービスを新規に開始し、対応言語も36の新しい言語を追加するとのこと。

なお、Spotify HiFiの月額がいくらになるのかなどは記事執筆時点で明らかではありませんが他のストリーミングサービスの例を考えれば、通常の(SpotifyではPremium)プランよりやや高めになることが多いようです

Spotifyのチーフ・フリーミアム・ビジネスオフィサー、 Alex Norstrom氏は新市場の開拓によって「私たちのビジネスの基盤であるクリエーターとリスナーの間に必要なフライホイールを作成します。最終的には、それがオーディオ業界を前進させます」としました。

Source:Spotify