企業向けChromebookでWindowsアプリ動作へ。ParallelsとGoogleが提携、2020年秋予定

「macOSでWindowsソフト動作」で実績あり

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年06月17日, 午後 03:10 in Google
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Chromebook

MacでWindowsソフトを使えるソフトを開発するParallelsがGoogleと提携し、2020年秋にMicrosoft Officeを含むフル機能のWindowsアプリをChrome Enterprise上で利用可能にする予定と発表しました。

Parallelは、macOS上でWindowsをエミュレートできる仮想化ソフトを開発および販売する企業です。長年にわたり「Parallels Desktop for Mac」シリーズを提供しており(最新版はバージョン15)メジャーアップデートのたびに互換性や処理速度などを着実に高める道のりを歩んでいます。

Parallels Desktop for MacではWindowsを丸ごとエミュレートしてウィンドウ内あるいはフル画面で使用することも、単体のアプリだけを切り出してあたかもmacOS向けアプリの1つのように使うことも可能です。プレスリリースで謳われている「10年以上にわたるクロスプラットフォームソリューションの経験」や「OSと機能をシームレスに統合」といったフレーズはたしかな実績に支えられています。

そしてChrome Enterpriseとは、企業や学校など法人向けのChrome OSデバイス等のこと。すなわちWindowsソフトウェアに依存度が高くテレワークのソリューションを探している企業にとっては「従業員が比較的安価なChrome OSデバイスを家に導入すれば、いつものWindowsアプリを使える」ことを意味するため、とても魅力的な選択肢と言えます。

今回のプレスリリースでは「Microsoft Officeを含むフル機能のWindowsアプリをChromebook Enterpriseデバイスにシームレスに追加」とあるのみで、どのように動作するのか詳細は述べていません。

が、アプリ開発者でAndroidPoliceなどのライターであるCorbin Davenport氏が「GoogleからVM(仮想マシン)がローカルで動作する確認が取れた」とツイートしており、Windowsアプリが動作するPCにネット経由で接続するリモートデスクトップ型ではなくネット環境なしでも使えると推測されます。

記事執筆時点ではEnterprise版のみ言及されており、個人所有のChromebookで利用できるようになるかどうかは不明です。かつてChromebook上でWindows 10をデュアルブートできる極秘プロジェクトが極秘のまま消えたとの噂もありましたが、最近のハイエンドChromebookは性能向上がめざましくもあり、めっきり続報のないSteam公式サポートとともに期待を掛けたいところです。

Source:Parallels

Via:9to5Google


 

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