Activision
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Activisionは、バトルロイヤルFPSゲーム『Call of Duty:Warzone』の不正行為ユーザー、いわゆるチーターの一斉取り締まりを実施しました。これは人気YouTuberがあまりのチーターの多さに『ゲームがハッカーで溢れかえっている』と述べ、もうCoD:Warzoneをやめる宣言をした翌日の出来事です。

Vikkstar123のハンドルネームで知られる英国のYouTuberは、同作チーターのあまりの多さに『これまでで最悪の状況だ。Activisionはゲームで悪さをしているハッカーに何の対策もしていない」と不満をブチ撒け、「彼らは増える一方で、いなくなることはないだろう(中略)これを修正しなければ、このゲームは終わってしまう」と述べました。この意見に別の配信者であるハンドルネームJackfragsも同意し「不正行為の問題」の横行を嘆きました。

一方、Activisonも決してなにもしていないわけではありません。2020年にこのゲームが発売されて以来、2020年4月に7万人、9月には2万人のチーターとされるアカウントを利用禁止にして来ました。これらのチーターたちは、ほとんどがチートツールEngineOwningを使用していたことがわかっています。

しかし、EngineOwning開発者のウェブサイトでは新たなチート開発者や、チート無効化ソフトを無効化するための解析に取り組んでいる人などを募集しており、それはいまもこのツールの機能更新を行っていることを示しています。

チーターの問題はCoDに限るものではなく、他のFPSやバトルロイヤル系シューティングゲーム全般、たとえば『PUBG』や『Destiny 2』『Valorant』など、あれやこれやで確認されています。

また不正行為の急増はPC版のゲームだけでなく、コンソール機にも及び、こちらはエイムアシストや銃の反動などを改造によって改善したコントローラーを使い、ゲームを有利にしているユーザーがいます。なかでもCronosMAXは人気で、大量のスクリプト、エクスプロイト、マクロなどを駆使してゲームの操作を半自動化しています。

Call of Dutyチームは今回のチーター大量排除の発表の中で「MOD使用やハッキングのために無許可のサードパーティ製ソフトウェアを配布しているチート作成者を特定し、対処するための取り組みを継続していく」と述べました。

この手のゲームをあまりしない人の立場から言えば、不正をしてまでゲームを有利にするのがそんなに楽しいのかという疑問はわくものの、初心でチャレンジした際、いくらやっても相手に歯が立たなければ、いつのまにか「勝てばよかろうなのだ」とばかりに手段を選ばなくなる人もいることでしょう。ゲーム開発側とチーターとのイタチごっこに、いつ終わりが来るのかはわかりません。

Source:Call of Duty Blog