Compaq

Compaqといえば、1990年代にはIBMのライバルであり、日本でも当時の相場で半額程度のPC/AT互換機を投入して大きな存在感を示したメーカーです。2002年にはHPに吸収合併されることになりましたが、その懐かしのブランドが復活すると示唆するTwitterアカウントが出現しました。

Compaq(@CompaqReboot)と自称するアカウントは、HPがほとんどの地域で生産を終了した人気PCブランドの復活を予告しています。このツイートには1992年から使われていたお馴染みのCompaqロゴと「Coming soon」というキャプションに「#Compaq」というハッシュタグも付けられています。

HPと合併した後もしばらくは日本でもCompaqブランドは残っていたものの、記事執筆時点ではすでに消えています。2015年にはアルゼンチン企業のGrupo Newsanがブランドライセンスを取得し、今なおブラジルでは健在ではあるものの、その他の地域では取り扱いは確認されていません。

HPが北米などで復活させるべく、Compaqブランドを再取得したかどうかは不明です。ただしCompaqアカウントの所在地は米カリフォルニア州アナハイムになっており、この地域には多くのハイテク企業があるため、HP以外のどこかが買収した可能性も一応はあります。

とはいえ、先日も歴戦のPCゲーマーに支持されたGPUブランド「3dfx」を名乗るアカウントが復活を宣言しながらも、結局はジョークだった(ツイートを消した上に「Not 3dfx」に改名)と判明したばかりのこと。オールドPCファンもぬか喜びしないよう、鵜呑みにしない方が賢明でしょう。

もっとも、アカウントの取得時期や名義変更履歴をTwitter IDチェッカー『idtwi』で調べてみると、アカウント作成から初ツイートまでは1週間ほどの開きがあり、一応は「企業が公式Twitterアカウントを開設する際に必要な準備期間」があった可能性も窺えます。

HP傘下にあった頃のCompaqブランドは格安PCの位置づけでしたが、もしも今回のカムバックが本当だったとして、どういった形で戻ってくるのかは不明です。すでにAcerやASUSといったPCメーカー各社も高性能と低価格を両立した多くの製品を送り出している上に、HP自体も格安のノートPCやサーバーを販売しています。かたやスマートフォン市場でも、XiaomiやRedmi、Honorなど低~中価格帯のラインナップが分厚く、その激戦区に容易く参入できるとも考えにくいことです。

Compaqは、アップルのティム・クックCEOが生産管理で活躍し、後にiPhoneやMacで辣腕を振るう前に経験を積んだ場としても知られています。Compaqブランド復活の暁には、クック氏からもお祝いの言葉が寄せられるのかもしれません。

Source:@compacreboot(Twitter)

via:GIZMOCHINA