CD Projekt Red
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CD Projekt Redが12月10日に発売したゲーム『Cyberpunk 2077』が、発売から10日間で1300万本、7億8000万ドル(約807億円)を売り上げたと発表しました。

これは、この日までに行われた返品(返金)本数を差し引きしての数字。事前予約は800万本と伝えられていたことを考えると、発売後だけでも500万本以上が売れたことになります。

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通常、ゲームパブリッシャーは販売後にゴタゴタが発生した場合、その売り上げがどれぐらいかをあまり正直に話したがりません。派手な広告戦略で前人気を煽り、かなり早い時期に「ゲームは完成している」としつつも複数回の延期を重ねたあげく、発売後はプレイヤーにベータテスター気分を味わわせているならなおのこと…と普通は思うところですが、CDPRは「投資関連の意思決定に影響する可能性があるため経営陣は販売本数を開示する判断を下した」としています。

ソニーがPS Storeを通じての販売を取りやめたあと、CDPRの株価は22%も下落、時価総額は18億ドル(約1863億円)も減少しました。その後いくらかは回復したものの、投資家からは訴訟を検討する動きも出ています。CDPRにとっては訴訟に発展することを回避するためにも「これだけ儲かってますよ」と株主にアピールする必要があったのかもしれません。

とはいえ、派手な広告宣伝戦略で前人気を煽るだけ煽っておけば、未完成レベルの製品を発売してもこれだけの売り上げを得られるとゲーム開発企業が誤解してしまうと、今後も同じような問題が発生しないとも限りません。それはプレイヤーにとっても、ゲーム業界にとっても決して良いことではないように思えます。

ちなみに、最近の大作ゲームの発売直後の売り上げを見てみると、Rockstar Gamesの『Red Dead Redemption 2』は発売初週で7億2500万ドル、『Call of Duty: ModernWarfare』は発売3日間で6億ドルを売り上げたとのこと。集計日数が違うので単純に比較はできないものの、ビジネスの規模が非常に大きいことはよくわかります。

source:CD Projekt