『サイバーパンク2077』前史、トリガーがアニメ化。Netflixで2022年配信

AIサブロウ出る?

Ittousai
Ittousai , @Ittousai_ej
2020年06月26日, 午前 09:24 in news
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大作ロールプレイングゲーム『Cyberpunk 2077』発売を控えるCD Projekt Redが、新作アニメシリーズ『サイバーパンク エッジランナーズ(仮)』を発表しました。

制作は『キルラキル』『プロメア』等で知られるトリガー。監督は『天元突破グレンラガン』『キルラキル』『プロメア』の今石洋之、キャラクターデザインは『リトルウィッチアカデミア』の吉成曜、副監督と共同脚本に大塚雅彦トリガー社長。Netflixで2022年に配信予定です。

『サイバーパンク2077』は、2015年発売の『ウィッチャー3』で名を轟かせたCD Projekt Red がこの年末に発売する大作オープンワールドRPG。

世界観は紙と鉛筆とサイコロで遊ぶいわゆるテーブルトークRPGの『サイバーパンク』シリーズを元にしています。

原作の『サイバーパンク』は、1980年代に一大ムーブメントとなったSF小説の『サイバーパンク』世界で遊ぶテーマの作品。すなわち過激な人体改造や脳と直結する電脳空間といった技術が普及する一方、国家の解体と治安の悪化が進み、強欲な巨大企業どうしが私設軍隊や傭兵を通じて抗争を繰り広げる暗黒の未来というアレです。

RPGのサイバーパンクは、出版当時には30年ほど先の近未来だった2020年代前後を舞台としています(代表的なエディションは『Cyberpunk 2020』)。しかし現実が2020年に近くなってしまったこともあり、ビデオゲームの『サイバーパンク2077』は50年ほど先の未来が舞台になりました。

アニメの『サイバーパンク エッジランナーズ(仮)』は、この原作アナログRPGのサイバーパンクの世界(~2040年代くらいまで)と、ビデオゲーム『サイバーパンク2077』までの時代をつなぐ作品とされています。世界は同じでも時代設定が違い、ゲーム『サイバーパンク2077』のアニメ化ではありません。

トリガーの発表によれば、

『(…) テクノロジーと人体改造が一般化した巨大都市で、 多くの犠牲を払い困難を乗り越えながらアウトローの傭兵――すなわち“サイバーパンク“の道を歩んだ少年の物語を追う、10話構成のスピンオフ作品です』

トリガー 大塚雅彦社長(共同脚本・副監督)のメッセージは、


「世界中のゲームファンから熱狂的に支持されているCD PROJEKT RED の期待の新作『サイバーパンク2077』の世界観を共有した全10 話の新作オリジナルアニメシリーズをトリガーで制作できることになり興奮しています。最高のゲームのアニメ化にプレッシャーも感じていますが、それ以上にこの魅力的な挑戦へ闘志を燃やしており、今石監督によるTV シリーズでは表現できないハードなアクションのアイディアも練っているところでこのコラボレーションを必ず成功させたいと思っています。」

今石洋之監督のメッセージは、


「サイバーパンクは大好きなジャンルですが、オリジナルの作品としてはなかなか作れない題材だったので、今回CD PROJEKT RED と一緒に制作できることが嬉しい。ゲームの完成度が素晴らしい分、ゲームのファン、アニメのファンの両方を納得させるのは簡単でないが、だからこそのやり甲斐を感じているし、制作も楽しめている。期待を裏切らず越えていけるように、精一杯取り組んでいきたいと思っています。」

【TRIGGER最新作】CD PROJEKT RED × TRIGGER 『 サイバーパンク エッジランナーズ (原題) 』発表 | 株式会社トリガー | ANIMATION STUDIO TRIGGER Inc.

今年2020年末発売のゲームなのにアニメ版が2022年なのは、リリースにあわせた打ち上げ花火的なアニメを見慣れていると奇妙にも思えますが、内容は2077のアニメ化ではなく独立した物語です。『サイバーパンク』シリーズ自体は1980年代末から続いています。

CD Projekt Red作ゲームの世界を映像化するプロジェクトでいえば、Netflixは2019年に『ウィッチャー』を実写ドラマ化しています。こちらは大ヒットしたウィッチャー3発売から4年後の映像化。原作は1980年代から続くポーランドの小説。

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以下余談。原作RPG『Cyberpunk』の世界観では、1980年代の欧米人作家が見た世界情勢を反映して、当時は破竹の勢いで経済成長を遂げていた「日本」が大きな存在感を持っています。

たとえば各国政府が衰退したのち、世界でもっとも大きな力を持つ超巨大企業のひとつは東京が本社の「アラサカ」。

2020年当時の当主は元大日本帝国海軍のエースパイロットで、戦傷で前線を退いたことを恥じ切腹を試みるも死の直前に突如使命に目覚め、敗戦国日本をもう一度偉大な国へ、世界経済の支配を通じて八紘を一宇となすことを誓った男「サブロウ・アラサカ」という設定です。(2020年時点で102歳。主な経営手法は脅迫・買収・誘拐・暗殺等による吸収合併)。

サイバーパンク2077のビジュアルも、ハイテクでありつつレトロな、80年代ファッションのスタイルを取り入れた「古き良き(荒廃した)未来」を感じさせますが、ハイテク兵器・コンピューター・家電製品・医学・製造などあらゆる分野で「日本」が最先端を行く世界観も、日本のプレーヤーにとっては逆に不思議な感慨を覚えるかもしれません。

(ゲームの舞台となる米国西海岸の都市ナイトシティでは、2020年代以降の企業間抗争でアラサカは本拠地ビルに米国企業から核攻撃を受けCEOが死亡、新合衆国政府からは米国内で核兵器を使いナイトシティに大被害を与えたテロ組織に認定され弱体化した設定。

しかし2077年までに盛り返したのか、新作ゲームではいまだに一大勢力のひとつとなっているようです。主人公たちが何かを盗み出すため忍び込むのはアラサカ所有の「コンペキプラザ」、予告編で印象に残る戦闘ロボットのような人物は、原作にも登場したアラサカの傭兵アダム・スマッシャー。

ちらっと映る企業エリートキャラクターは、分裂して相争うアラサカ一族の誰かかもしれません。キアヌ・リーブスが演じるキャラクター ジョニー・シルバーハンドも、生前は誘拐された恋人を救出すべくアラサカと戦い命を落とした設定。2077の世界では人格をサイバースペースに移した存在「ゴースト」として主人公を導きます。

アニメ版で日本テイストやアラサカがどう扱われるか、登場するかはまだ分かりません。)

 
 

 

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