幻の海外ファミコンゲーム、30年前のフロッピーから復元。ビルド可能なソースコードも公開予定

復元に手間がかかってます

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年06月3日, 午前 11:50 in retrogame
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Chris Oberth/Video Game History Foundation

ビデオゲーム歴史関連の資料をアーカイブ化し保存する非営利団体The Video Game History Foundation(以下VGHF)は、未発売に終わったMindscape開発版NES(海外ファミコン)用ゲーム『Days of Thunder』を復元し、ゲームプレイ動画を公開しました。

本作は、同名のトム・クルーズ主演映画『デイズ・オブ・サンダー』(1990年公開/ストックカーレースをテーマとした青春映画)のゲーム化ですが、別の開発会社Beam Softwareによる同名ゲームが発売されたことでお蔵入りになったもの。今回の映像は、おそらく開発者以外に向けた初のお披露目となります。

かつてVGHFは幻のNES版『シムシティ』プロトタイプをデジタル化した上で、プレイ映像を公開したことがありました。が、今回はいつもの復旧作業よりもかなり手間がかかっているとのことです。

復元のきっかけは、開発に関わったChris Oberth氏の遺族が、今年初めに故人のCD-RやフロッピーなどをVGHFに寄贈したこと。その中に「NINTENDO:HOT ROD TAXI、FINAL」というラベルの貼ったディスクに気づき、そこから都市内を走るレースゲームの「概念実証」(新たなアイディアを実現可能かどうか検証するため、簡単なモデルを作ること)を発見。それが『デイズ・オブ・サンダー』と何らかの関係があると推測し、NESゲームを復元できるに足りる情報を他のディスクからもかき集めたしだいです。

攻略の糸口となったのは、HDDをバックアップした21枚ものディスクの発見でした。それらは幸いにも全て読み取ることができ(実物のMS-DOSマシンを使用)、『デイズ・オブ・サンダー』のヒントが含まれたディレクトリが表示。さらにHDD内に散らばっていた「一見無関係なデータセット」をかき集めて、不完全ながらもプレイできる形までこぎ着けたとのことです。

これらソースコードは、Oberth氏の遺族の許可を得て、誰もがビルド可能な形でGitHubで公開予定と述べられています。また、いずれROMカートリッジも販売予定であり、全ての売上は遺族に支払われるとのことです。

完成間近まで開発していたものの専用ゲーム機の末期でゲームソフト市場がすでに壊滅していた、開発が遅かったためパブリッシャーから取り上げられて他の開発会社に回されたなど、諸事情から日の目をみなかったレトロゲームも少なくないはず。そうした無念を語って世を去った方が身内にいれば、ゲーム開発関連らしき遺品をVGHFに調査してもらってもいいかもしれません。

source:VGHF
via: Ars Technica

 
 

 

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