大日本印刷(DNP)は、任意の文章を『読みやすいレイアウト』に変換するウェブサイトを9月30日までの期間限定で無償公開しました。同社が日本ユニシスと共同開発した「読書アシスト」技術を活用しています。

「読書アシスト」は、文節(意味のまとまり)ごとに目線を上手に動かせるように、文字配置や改行位置を調整する技術です。読むスピードが低下する要因となる「無駄な目線の動き」を減らすことができ、1分間に読める文字数が、一般的には400〜600字程度であることに対し、特別な速読の訓練をしなくても、最大1000文字程度まで、約1.5〜2倍に向上するとうたいます。

DNPは2010年頃より、スマートフォンやタブレット端末で読みやすいテキスト表示を研究してきました。今回、新型コロナウイルスによるテレワークの広がりなどで『文章を早くたくさん読みたいというニーズが高まっている』(DNP)ことから、同サイトを実証実験として無償公開しました。

ウェブサイトでは、利用者が任意の文章を「読書アシスト」を使って読みやすく変換できるほか、芥川龍之介「蜘蛛の糸」や太宰治「走れメロス」など、変換表示した小説作品を閲覧できます。なお、文章の変換にはPCのChromeブラウザが必要です。

今回の実証実験を通じて、利用者の要望を集め、今後の商品化や機能拡張に活かすとしています。

Source:大日本印刷